【インタビュー】中島美嘉が想う怪盗グルーの魅力「怖そうだけれど、何をしても憎めない存在」




歌手の中島美嘉が、公開中の映画『怪盗グルーのミニオン超変身』に声の出演を果たした。演じるルーシー役は、笑福亭鶴瓶演じる主人公グルーの妻で、中島本人とっても大切なキャラクター。本人にインタビューした。

―グルーの妻ルーシー役は7年ぶりかと思いますが、今回出演が決まった時はいかがでしたか。

ルーシーは今回で3回目の登場なのですが、今までシリーズ化されている作品に連続で出たことがなかったので、一言で言うとうれしかったです!

―中島さん自身もルーシーに会いたかったですか。

(笑福亭)鶴瓶さんがおっしゃっていたのですが、「ルーシー役、やっていますよね?」と皆さんに言ってもらえる時があり、本当にすごいことだなと思っています。

―今回の収録で印象に残ったことは何でしょうか。

最初の頃、ルーシーの声を明るく、ちょっと声を高く始めてしまったせいか、今回「もうちょっと元気に行きましょう!」と収録で言われまして、「いや元気なんです!」と(笑)。やっぱり自分の声が変わってくるんですよね。キャラクターは歳を取らないので、いつまでこの声が出せるのかって最初の頃言っていた覚えもあるのですが、そういう風にあの頃に戻れるというか、そういう楽しみもあるなと思いました。

あと今回のルーシーはけっこう戦うので、戦うシーンの声が大変でした。逃げるだけでなく、逃げながら何かを言うなど、そのシーンを何度もやらせていただいて、「今のおかしくないですか??」など確認しながら自分でも体を動かしたりしたのですが、「マイクから離れないでください」と言われてしまい(笑)。わたしもそういうことに慣れていなかったので、たぶん手とか動いていたのだと思います(笑)。

―ミニオンやグルーは国際的に大変な人気ですが、まずはグルーの魅力は何だと思いますか。

怖そうだけれど、何をしても憎めないところですかね。主に子どもが観る作品という理由があるのかも知れないですけれど、鶴瓶さんがやっているおかげからなのか、そういう印象を一切受けないので面白く観られますよね。ケンカかしているシーンも楽しく観られます!

―ミニオンの魅力についてはどう思いますか。

ミニオンの人気の理由は明確には分からないと言いますか、いろいろあるのだと思います。わたしは年齢的に子どものいる友だちが多くなり、よく親子で映画観に映画を観に行って、「美嘉、やってたんだね!」と言われることが多くて、子どもたちが家に遊びに来ると、ミニオンのフィギュアが家に置いてあるので、それを持って帰ろうとするんですよ(笑)。

―子どもたちにとってかわいいキャラクターですよね。

かわいいのでしょうね。怖さもないし、観たことがないものだから、フォルムも珍しくて。ミニオンのグッズが家にあると、「美嘉ちゃんの家すごいある!」とみんなが来てくれるのですが、持って帰らせはしないんです。(笑)。キーホルダーくらいはあげていましたが、わたしの家に遊びに行くと、最初の頃は何かもらえると思われていたみたいです。

―最後になりますが、このシリーズと出会って個人的に一番よかったなと思うことは何でしょうか。

声優という仕事が好きなんだって、気付けたことは大きいですね。ナレーションなど声のお仕事が好きで、そのことを機会があるごとに言い続けてはいたのですが、元来は自分から「これをやりたい!」と言えないタイプなんです。ルーシーを演じてからは、もうちょっとやってみたい、いろいろなことをやってみたいと、言えるようになったんです。声優が好きだと気付かせてくれた大切な作品です。

作品タイトル:『怪盗グルーのミニオン超変身』
公開表記:大ヒット上映中
コピーライト:© Illumination Entertainment and Universal Studios. All Rights Reserved.
配給:東宝東和

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ナビダ 錦小路
ディズニー、尾崎紀世彦、映画、海外旅行、大滝詠一、シベリア超特急、刑事コロンボ、三谷幸喜、007、ダウンタウン、筒美京平、タモリ、井上順、歌謡曲などが人並みに好きっ!