【レビュー】映像の詩人・テレンス・マリックが描く愛と裏切りで美しくゆら... CINEMA 2021.01.14 毘沙門天 華男 映画界の“生ける伝説”とも言われる巨匠テレンス・マリック、その真骨頂ともいうべき映像美を堪能できる「2020年、最も美しい映画」かもしれない。 それはアカデミー賞3年連続受賞の天才……
【レビュー】美しさと強さを兼ね備えた圧巻のスーパーヒーロー、再び―『ワ... CINEMA 2021.01.10 毘沙門天 華男 大ヒットした前作『ワンダーウーマン』の公開からはや3年、前作同様パティ・ジェンキンス監督と主演ガル・ガドットのタッグが待望の続編を満を持して送り出した。 バットマンその他のDCシリ……
【レビュー】炎のように静かに強く燃える禁断の恋―『燃ゆる女の肖像』 CINEMA 2021.01.09 毘沙門天 華男 徹頭徹尾、視線に関する映画だ。 人が人を見つめること、見つめたいと思うことの意味、ひいてはあえて見つめないよう努めることの意味さえもが深く掘り下げられている。 画家がモデルを細かく……
【レビュー】今度の のんは不器用で愛すべき“おひとりさま”―『私をくい... CINEMA 2020.12.28 毘沙門天 華男 『勝手にふるえてろ』以来の綿矢りさ原作✖️大九明子監督のタッグ作品は、31歳“おひとりさま”女子による不器用なラブストーリー。 脳内にバーチャルに存在する相談役Aといつも会話しなが……
【レビュー】クラフト感溢れる出会いと繋がりを描いた現代の恋愛映画―『パ... CINEMA 2020.12.19 毘沙門天 華男 SNS全盛に加えてコロナ禍によりさらに人と人との手触り感のある繋がりが減った現代社会へ、フランスの恋愛映画の名手セドリック・クラピシュ監督から心暖まるプレゼントのような映画が届いた……
【レビュー】薄暗く閉ざされた世界でフラッシュ点滅しながら加速する狂気一... CINEMA 2020.12.11 毘沙門天 華男 カンヌ国際映画祭の常連にしてその出品作品が賛否両論を巻き起こしがちなフランスが誇る奇才、ギャスパー・ノエ監督。 雪山の廃墟の中で誤ってLSDを摂取したダンサーたちが、地獄絵巻さなが……
【レビュー】過去や今から抜け出すためのリング、未来をつかみ取るための拳... CINEMA 2020.12.10 毘沙門天 華男 何故ボクシングには人生のドラマがこれほどまでに凝縮されて投影されるのだろう――。 何かを背負ったり何かを乗り越えようとする人間が、必死にリング上の戦いにしがみつき、相手に抗いながら……
ブルース・ウィリス、今度は宇宙で正体不明の“何か”と対決!最新作『アン... CINEMA 2020.12.03 コヤマ ムサシ ブルース・ウィリス主演の最新作『アンチ・ライフ』が2021年1月15日(金)より公開が決定、日本版のポスター・予告編が解禁された。 ストーリーは遥か未来、西暦2242年――地球は謎……
【レビュー】我が子を失った母親が、我が子を想起させる少年と出会う―『お... CINEMA 2020.11.12 毘沙門天 華男 愛する者を失った人間の喪失感は何が癒すのか。 悲しみの暗い落とし穴に落ちてしまった人間は、どうやって穴をよじ登り再びその目に光を見るのか。 この映画は、6歳の我が子を失うという悲劇……
【レビュー】変化に取り残された人間の、いつまでも変わることのない郷愁―... CINEMA 2020.11.09 毘沙門天 華男 インディペント映画を対象としたアメリカのサンダンス映画祭。 この映画祭で監督賞と審査員特別賞のダブル受賞を果たした、心に深い余韻を残す映画が公開中だ。 まず特筆されるべきは、この物……
【レビュー】2人の母と1つの命ー『朝が来る』 CINEMA 2020.10.29 毘沙門天 華男 今や国内外問わず高い評価を受ける、河瀬直美監督の最新作は辻村深月の小説の映画化。 不妊の問題から特別養子縁組の制度を利用して生まれたばかりの子供を迎え入れた夫婦に井浦新と永作博美。……
のん&橋本愛、映画『私をくいとめて』で7年ぶりの共演!まさかの親友役の... CINEMA 2020.10.20 コヤマ ムサシ 12月18日(金)より全国公開を予定している映画『私をくいとめて』の追加キャストとして橋本愛の出演が決定、主役を演じるのんとは7年振りの共演となる。また、再共演ふたりの<メイキング……
【レビュー】一人の女を救った夜、その先に続くのは地獄か?それとも?―『... CINEMA 2020.10.14 毘沙門天 華男 『ほとりの朔子』『淵に立つ』『よこがお』など日本だけでなく海外の映画賞にも輝き、国内外でますます注目度を高める深田晃司監督。 齢40歳とまだまだ今後も楽しみな監督の新作は、何と名古……
【レビュー】夜のトランスジェンダーと孤独な少女、2つの魂が求め合う時―... CINEMA 2020.10.07 毘沙門天 華男 ため息が出るほど切なく美しい映画の仲間に、また新しい1本が加わった。 かねてより憑依型俳優としての評価も高い草彅剛。 本作では草彅剛という存在自体を悠々と超えて、トランスジェンダー……
国際短編映画祭「SSFF&ASIA」アワードセレモニー開催!GENER... CINEMA 2020.09.28 吉原 ユカ 米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)2020」のアワードセレモニーが27日(日)、……
【レビュー】秘めた想いと友情の間で揺れ動く、美しき青年たち―『マティア... CINEMA 2020.09.28 毘沙門天 華男 カナダで子役として人気を博していたグザヴィエ・ドランが初映画監督作を撮ったのが19歳、その後23歳に『わたしはロランス』で世界中を虜にし、25歳では『Mommy/マミー』でカンヌ審……