応募総数290作品のアイデアから最優秀賞が決定!「Lighting 5.0 ~未来のあかりアイデアコンテスト2023~」表彰式




一般社団法人 日本照明工業会(以下JLMA)による「Lighting 5.0 ~未来のあかりアイデアコンテスト2023~」(以下本アイデアコンテスト)の表彰式が10月27日(金)都内で開催され、最優秀賞などが決定した。

同アイデアコンテストは、JLMAが提唱・定義する新時代のあかりの概念である「Lighting 5.0」を広く推進するため、みんなの暮らしを豊かにする、未来のあかりのアイデアを募集したものだ。

「こんな “あかり” があったら便利だ」や「こんな “あかり” があれば、こんな問題が解決するのに」といった「未来のあかり」のアイデアや、機能、新しい使い方などの様々なアイデアを広く募集。5月9日~7月20日の約2か月間で、8歳~81歳まで計290件のアイデアの応募あったという。

日本照明工業会の西原隆史会長は同式冒頭で、「今回人々の生活に役立つもの、たくさんのアイデアがありました」とあいさつ。照明に携わる者として刺激になると感謝した。その最優秀賞は、とんがり帽子 TOPPAN株式会社(岡部諒、小野彩音、神山航平、田中瑛人)による「家庭内の暮らしを豊かにするため」のアイデア『住人灯色 -JUNIN TOIRO-』となり、募集テーマに沿ったと評価を受けた。

この『住人灯色 -JUNIN TOIRO-』は、「個人の生活シーンに合わせ、住人それぞれに合わせて変化する灯りという意味」 だそうで、色や明かりなどのカスタマイズ機能と光が自動で付いて来る自動追尾機能などを考案した。受賞のあいさつをした岡部氏は、「ひとりひとりの生活にあった明かりを照らすことが、未来の明かりの姿とわたしたちは考えています。それを実現するのが『住人灯色 -JUNIN TOIRO-』です」とコメントした。

JLMA及び特別審査員の大学准教授・実業家の若新雄純氏は、「(照明の進歩で)明るくなればいいってものでもないっていう暮らしのあり方をいろいろ気づかせていただけて、僕自身とても楽しませていただきました」と集まったアイデアへコメントした。

また、JLMAアンバサダーのパックンは、「アイデア、伝える力、見せる力、惹き付ける力、今の若者はみな兼ね備えているなと思いました。みなさんのアイデアをみなさんの力で実現してほしい」とエールを贈った。なお表彰式当日は最優秀賞をはじめ、学生特別賞、優秀賞、特別審査員賞、キッズアイデア審査員特別賞など各賞の発表、記念品の授与が行われた。