【インタビュー】堀越麗禾「未来のことを考える伝言がつまっている作品だと思いました」 映画『ザ・クリエイター/創造者』で超進化型AI役




『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のギャレス・エドワーズ監督の最新作『ザ・クリエイター/創造者』に、十三代目 市川團十郎の長女であり、舞踊家・女優としても各方面で活躍をする堀越麗禾(ほりこしれいか)が吹替声優として出演した。彼女が演じるのは、物語の重要なカギを握る超進化型AIの少女・アルフィー(マデリン・ユナ・ヴォイルズ)役。その堀越本人にSFアクション超大作の吹替にチャレンジした話を聞いた。

―吹替声優に決まった時のお気持ちはいかがでしたか?

オーディションを受けて合格になったのですが、吹替をやってみたいと思ったので不安な気持ちはなくて、とてもうれしかったです!

―実際に吹替をしてみていかがでしたか?

AIのアルフィーは、最初のほうは言葉が話せなかったりするのですが、それでも言葉をしゃべる時はひとつひとつの言葉に感情が入っているので、その時のセリフは難しかったです。

―収録で気をつけたことは何ですか?

しゃべる時は刺激されるような言葉が多かったので、そこは難しかったのですが、自分なりに頑張りました。次第に人間のように話をするようになり、主人公のジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)と親友や家族のような関係にもなるので難しかったのですが、(吹替の)監督がいろいろアドバイスをしてくれたので頑張れました。

―どういうアドバイスがありましたか?

一番印象に残っているのは、「話す時は顔の表情を変えてみてください」というアドバイスです。他にも、いろいろな場面に合っている適切なアドバイスをいただけました。吹替では、その場面に合った顔の表情でセリフを言わなくてはいけないという、顔の表情が大切だということを学べました。

―映画をご覧になっていかがでしたか?

すごかったです! 吹替版の前に字幕版も観させていただいているので2回観たのですが、吹替版は自然と言葉が耳に入ってくるので、迫力がすごかったです。

ジョシュアとアルフィーが出会って話が進んでいくのですが、泣いているけれども笑顔でいるアルフィーの表情を見てたまらなくなりました。

 

―AIと人間の戦争シーンはいかがでしたか?

これは2065年の物語と最初のほうに書いてあって、実は遠い先の話に見えて、近い未来だなと思ったので、これは「本当に起こることなのかも!?」と怖さの一面も観ていて感じました。AIってすごいな、戦争で人間とAIがここまで戦うことになるのかと、そういう感じがしました。

―怖かったですか?

でも、素晴らしい作品だと思いました。戦争やAIを含めて、ひとつひとつが心に刺さって来るような作品でした。

―来日するギャレス・エドワーズ監督とは、どういう話をしたいですか?

一番聞いてみたいことがあります。監督さんは『スター・ウォーズ』作品や他の作品も製作されていると思うのですが、『ザ・クリエイター/創造者』など、どうやってこんなにすごい作品を作り出せるのか、未来を扱う物語をどう想像してどう考えたらこういう物語になるのか、そのようなことがとっても気になりました。

―最後になりますが、映画を待っているみなさんにメッセージをどうぞ。

これからの未来について考えさせえられるような、メッセージが入っているような気がして、いろいろなことが映画を観ながら頭によぎって来ました。たくさん考えさせられる映画でした。アルフィーの活躍による感動も引き出される物語なので、映画ならではのスケールや魅力もあるので、観てほしいです!

『ザ・クリエイター/創造者』10月20日(金)全国劇場にて公開!
原題:The Creator
監督・脚本:ギャレス・エドワーズ(…『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『GODZILLA ゴジラ』)
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、渡辺謙、ジェンマ・チャン、アリソン・ジャネイ、マデリン・ユナ・ヴォイルズ
© 2023 20th Century Studios