開催が来年に迫ったパリ五輪、パラリンピック大会の選手村で使用されるオフィシャル寝具に「エアウィーヴ マットレス・ フィット」が決定。9月6日に開催された発表会にて、初お披露目。元体操選手の内村航平と、元卓球選手の石川佳純選手が登壇。メダリストならでは視点から、寝具の大切さを語った。
今回発表されたのは24年パリ五輪、パラリンピック大会で使われる、約約 16,000 床のベッドに、「エアウィーヴ マットレス・ フィット」が採用されたというもの。株式会社エアウィーヴ 代表取締役会長兼社長 高岡氏は、「東京2020でもエアウィーブのマットレスを採用していただきましたが、様々な国が集まる同大会において、すべてのベッドにエアウィーヴが採用さえることは誇りです」と喜びを見せる。
同ベッドは、選手の身体的特徴に合わせたカスタマイズを行うことができるというもの。「肩」「腰」「脚」と硬さの違う、3分割されたマットレスを自由に組み合わせて、自分にピッタリの寝心地を設計することが出来る。例えば、ラグビー選手や、バスケット選手ならば肩は柔らかめ、など競技によっても最適な硬さは違うという部分が興味深い。
この「エアウィーヴ マットレス・ フィット」は今秋よりホテルでの提供から、一般向けへの販売も開始。「Bodygram」というサービスを用いた体系測定を行い、年齢・身長・体重を入力し、自分にピッタリのカスタマイズを選ぶことが出来る。
実際にカスタマイズされたベッドで横になった内村は「このまま寝られますね。エアウィーヴは寝返りがしやす過ぎて、体操は縦にも横にも回るスポーツなので、体操の夢をよく見るようになった気がします」と報道陣の笑いを誘う一幕も。
実際にエアウィーヴの寝具を愛用している石川は「現役時代も練習で疲れて、疲労が溜まった時にぐっすり寝られている実感がある。朝起きたときの目覚めがすっきりしていて大好きですし、いいパフォーマンスにつながる睡眠をとることができました」と太鼓判。
最後には、パリ五輪に向かう選手に、「納得のいくパフォーマンスをしてほしい。国内の寝具と、現地の睡眠の環境が同じなのは選手にとってアドバンテージ」(内村)「時差調整には睡眠が大事。慣れ親しんだ睡眠でコンディショニングを調整して、大会では大暴れしてほしいです」(石川)とエールを贈った。