【インタビュー】安倍なつみ「わたし自身もグッときました!」 初挑戦の洋画アニメ吹替えに達成感




世界中の子どもたちの熱狂的な支持を集めるTVシリーズ『パウ・パトロール』の劇場版、『パウ・パトロール ザ・ムービー』が現在公開中だ。その日本語吹替え版では女優、私生活では2児のママとしても奮闘する安倍なつみが、新キャラクターでリバティ役を好演している。意外にも(?)大人も感動するという本作の魅力について話を聞いた。

 

―とても楽しい映画になっていましたが、完成した映画を観ていかがでしたか?

今までも『パウ・パトロール』のアニメーションは観ていたのですが、今回映画版になって、映像も音楽も物語も全体的にバージョンアップしていたので、これはかなり期待していいと思います! それはわたし自身が最初に驚いた点で、映像の素晴らしさ美しさに感動して、これは子どもたちだけの映画じゃない、大人が観ても楽しめる作品だなと思いました。

―洋画アニメの吹替えも初めてのチャレンジだと思いますが、アフレコはいかがでしたか?

アフレコはリバティの声やほかのキャラクターの声も英語のままだったので、それを聴きながら吹替えをする作業が難しかったです。オリジナルのリバティはドスの効いた声で迫力がある声だったので、わたしも江戸っ子の感じでやるのかなとイメージしてたのですが、ぜんぜん違くて(笑)。とにかく元気で、リーダーシップがある感じで演じましたね。

―セリフと言いますか、言い回しも独特ですよね。

語尾が特徴的で、「ありよりのありで」「はなまる満点」とか、個性あるセリフが多いんです。子どもたちが真似してくれればいいなと思います。リバティは活発でパワフルなキャラクターなので、口の動きに合わせてセリフを言うと尺が足りず、セリフが早口になってしまって大変でした。声優の方を心から尊敬しましたし、奥深いなと思いましたね。

―アフレコ中、心がけていたことはありますか?

とにかくこの作品を楽しみにしてくださっている子ども達がたくさんいるんだなということをイメージしていたので、本気で挑みたいと思っていました。だからものすごく集中もしたし、スタートした時は迷いもあったのですが、わたしの迷いを見た監督さんと最初は何度も何度も録り直して、リバティへの理解を深めて、役をつかみにいったところはありますね。

―本作にはいくつかメッセージもあったと思いますが、ご自身としては何を受け取りましたか?

確かにいろいろな要素があったと思うのですが、ひとりじゃない、皆でひとつのトラブルを解決していくシーンが何度もあって感動しました。リバティも一見すると可愛らしいキャラクターに見えますが、勇敢で頼もしくて、すごくかっこいいんです。子どもたちにも友情や絆を大事にしてほしいなと思いましたし、わたし自身もグッときました。

―最後に映画を待っている方へメッセージをお願いいたします!

わたし自身、本当に公開が楽しみで、早く家族と一緒に大きなスクリーンで観に行きたいというワクワク、ドキドキが止まらないです。わたしが演じさせていただいたリバティの夢が最後にどうなるのか!? というウルっと感動するシーンは心動かされながら演じていました。子どもはもちろん、大人の皆さんも、そしてパウパトを知らないどんな方でも、何かを感じ取っていただける作品となっているので、ぜひ観ていただきたいです。


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