有明の「パナソニックセンター東京」内に、科学館と美術館の要素を包含したクリエイティブミュージアム「AkeruE(アケルエ)」が、4月3日(土)にオープン。同日にオープニングセレモニーおよび内覧会が開催され、特別ゲストとして、俳優・鈴木福の妹である鈴木夢と弟の鈴木楽、NHK Eテレの子供向け工作番組「つくってあそぼ」のワクワクさんこと久保田雅人、ジャズピアニストで数学教育者の中島さち子らが登壇した。
「AkeruE」は、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)を統合的に学習する「STEM教育」をテーマに、見る・作る・伝えるという体験を通して、子どもたちの知的好奇心と創造力を育むことを目指した施設。館内では、プログラミングや電子工作などを組み合わせたものづくりができ、美しさの中に課題提起を見出せるアート作品などが展示されている。
セレモニーでは、パナソニック株式会社の執行役員の森井理博が、「AkeruE」のネーミングについてギリシャ語で“ひらめき”を意味する「Eureka」を逆さ読みした言葉だと解説し「子どもたちにとって、未来の扉を開けるミュージアムになればと願っています」と挨拶。
テープカットにも参加した鈴木夢は、その後の内覧会に向けて「プログラミングでものづくりをしたり、デジタルなアートを楽しめたり、学校では体験できないことができるので、すごく楽しみです」と期待を口にした。鈴木楽も「ひとりで動画撮影に挑戦します。楽しいことをいっぱいやって楽しんで帰りたいと思います!」と気合十分だった。
久保田は「僕は長い間、子どもたちにものを作る楽しさ、工作の素晴らしさを教えてきましたが、こうやってすばらしい最新の機材を使って、ものづくりを体験できるということは本当にいいことだなと思いました」と施設の感想を述べた。
内覧会では、鈴木姉弟と久保田の3人が、デジタルアート作品の展示に触れ、オリジナル動画作りやSDGs(持続可能な開発目標)をテーマにした工作に挑戦することに。自らが絵コンテを作成し、撮影、編集をして作った動画を披露し合い、感激する鈴木姉弟たち。廃材を使った工作では、鈴木夢が花のオブジェを、鈴木楽はゾウのオブジェを、久保田は動くロボットなどを作り上げた。
鈴木夢は「地球をより良くしようと、小さい子たちでも考えながら工作ができるのがいいなと思いました。また、動画作りがすごく楽しかったです」とうれしそうに感想を述べると、鈴木夢も「すごかった。動画作りは思ったよりも簡単で、とても楽しかったです」と笑顔を見せた。
2人が作った動画を見た久保田は「夢ちゃんは発想が面白い。楽くんも子どもらしい発想がいいです。私は長いこと、工作をやってきましたが、発想やアイディアが固まってくるんです。2人の作ったものを見せてもらって、私のほうが勉強になりました」と感心しきりだった。
それを受け、鈴木夢は恐縮しながら「ワクワクさんは、あんなに短時間で動くものまで作れちゃうんだなとびっくりしました」と、久保田の工作のスキルに感動していた。
「AkeruE」は、まさに子どもだけではなく、大人も楽しめそうなクリエイティブミュージアムだ。6月30日(水)までなら、オープニングキャンペーンで、通常の大人や子どもの入場料が700円のところ、500円にディスカウント。未就学児は無料なので、ぜひチェックしていただきたい。
【パナソニッククリエイティブミュージアム「AkeruE(アケルエ)」】
■開館時間:10:00~17:00(新型コロナウィルス感染予防対策のため、当面の間短縮営業中)
■休館日:月曜
■所在地:東京都江東区有明3-5-1パナソニックセンター東京内
■入場料:大人・子ども(小学生以上):700円(※オープニングキャンペーンで、6月30日(水)まで500円)※未就学児無料、予約不要 団体料金:300円(15名以上、事前予約制 60分の見学コース)
■アクセス:りんかい線「国際展示場駅」徒歩2分、新交通ゆりかもめ「有明駅」徒歩3分