狂気の渦へと堕ちる、97分間の地獄絵図 ギャスパー・ノエ監督最新作の予告編が解禁!

狂気の渦へと堕ちる、97分間の地獄絵図 ギャスパー・ノエ監督最新作の予告編が解禁!




11月1日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開される、ギャスパー・ノエ監督最新作『CLIMAX クライマックス』の予告編が解禁された。

本作は、『カノン』『アレックス』『エンター・ザ・ボイド』『LOVE3D』など、新作が世に放たれるたびに過激描写で世界中を挑発し続けてきた鬼才ギャスパー・ノエが3年ぶりに放つ最新作だ。

出演のソフィア・ブテラ以外は各地で見出したプロのダンサーたちを起用し、演技経験のないプロダンサー達による圧倒的パフォーマンスとダフト・パンクらが手がけたエレクトロミュージックが奇妙なほど絡み合う。そして、全編を通して多用される長まわし撮影で、ドラッグにより次第に充満していく混沌とした様子が描かれている。

解禁となった予告編では、雪が降り積もる山奥の廃墟にて開催されたパーティーで、誰かがサングリアに”何か”を入れた。それを飲んだ22人のダンサーたちは、徐々に狂乱の中へと堕ちてゆく。
映像では、泣き叫ぶ者や笑いながら自らの顔を切りつける者、さらには火をつけられ悶え苦しむ者と、まさに地獄絵図のような光景が確認できる。

今回、本作をいち早く鑑賞した、ギャスパー・ノエとも親交が深い塚本晋也監督からもコメントが届いている。


【 塚本晋也 コメント 】
ギャスパーがまたやってくれた。タイトル通りクライマックスに向かって振り切れている。恐怖を感じる。逃げ出したいくらいに。
しかし、ギャスパーの完璧な映像感覚と音響感覚はいつも厳格で精密、卑俗と高尚が激突し、片時も目が離せない。
そして背景にはギャスパーのいたずらっぽく笑う顔がいつも見え隠れする。海外に映画を持っていくようになったとき初めて会った監督が、ギャスパーだ。あれから30年近く経つのに、いつもギャスパーは、純粋で自由だ。その自由さを見て、自分もまた、まだまだやってやる。と励まされるのだ。クライマックス。五感と肉体をフルに使わされる映画だ。


97分間、ノンストップで狂気の底へと叩き落される本作。あなたにはその覚悟があるだろうか?

公式サイト : http://climax-movie.jp

 


『CLIMAX クライマックス』 あらすじ

1996年のある夜、有名な振付家の呼びかけで選ばれた22人のダンサーたちが人里離れた建物に集まり、アメリカ公演のための最後のリハーサルをしている。公演前の最後の仕上げともいうべき激しいリハーサルを終え、打ち上げパーティを始めたダンサーたちは、爆音ミュージックに体を揺らしながら、大きなボールになみなみと注がれたサングリアを浴びるように飲んでいた。しかし、そのサングリアにはLSD(ドラッグ)が混入しており、ダンサーたちは、次第に我を忘れトランス状態へと堕ちていく。一体誰が何の目的でサングリアにドラッグを入れたのか?そして、理性をなくした人間たちの狂った饗宴はどんな結末を迎えるのか・・・?

■監督・脚本:ギャスパー・ノエ
■出演:ソフィア・ブテラ、ロマン・ギレルミク、スエリア・ヤクーブ、キディ・スマイル
■原題『CLIMAX』 R-18
■配給:キノフィルムズ/木下グループ
2018/フランス、ベルギー/スコープサイズ/97分/カラー/フランス語・英語/DCP/5.1ch/日本語字幕:宮坂愛


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