「疲れが取れにくい」「肌のくすみが気になる」――年齢を重ねると、ふとした瞬間に老化を実感する人は少なくないだろう。
では、自分の体がどれくらい老化しているのか、そう思ったことはないだろうか?
健康や美容への意識が高まるなか、“自分の老化度を知る”という考え方は、新しい健康指標のひとつとなりそうだ。
そこで今回、見えない健康・病気を“見える化”する株式会社ミルテルが20〜60代の男女1,000名を対象に実施した「健康意識と老化不安に関する調査」の結果を紹介しながら、自分の老化の進行度や病気にかかりやすい状態か?を科学的にチェックできる『テロメアテスト』にも迫ります。
調査結果では、約7割の人が「老化を実感している」と回答。
その理由として最も多かったのは「白髪が増えた」(45.3%)、次いで「疲れが取れにくい」(44.0%)、「筋力が落ちた」(38.7%)、「視力が衰えた」(38.2%)、「シミ・くすみが増えた」(33.7%)と、外見や体力の衰えを挙げる声が目立ちました。

また「自分の老化度を知りたい」と答えた人は73.7%にのぼり、特に20〜30代女性では「とても知りたい」と回答した割合が過半数を超える結果に。
若い世代においても、老化や将来の健康への不安を感じていることが浮き彫りに。
一方で、体の内側の状態を把握する取り組みはまだ少なく、生活習慣病リスク検査を受けた人は11.8%、遺伝子検査はわずか4.1%にとどまっている。
健康意識は高まっているにもかかわらず、細胞レベルの老化については知る機会が少ないのが現状だ。
そんな中、細胞の寿命を示す“テロメア”を調べる『テロメアテスト』についてご紹介しよう。

テロメアとは染色体の末端にある構造で、細胞分裂のたびに短くなり、老化や寿命の指標となるもの。
特に「Gテール」と呼ばれる部分は生活習慣の改善で変化することが知られており、将来の病気リスクや現在の細胞疲労度を把握する上で重要な役割を果たすのだとか。
そんなテロメアについて細胞レベルで老化度を測定できるのが『テロメアテスト』。
このテロメアの長さや状態を調べることで、「これまでの生活習慣の影響」や「現在の細胞疲労度」を把握することが可能になる。
それを知ることで、今後の生活習慣の見直しも図れるということだ。


調査でも、テロメアを「知らなかった」と答えた人は73.1%にのぼりましたが、説明を受けた上で『テロメアテスト』を「受けてみたい」と答えた人は66.4%に達している。
老化を“感覚”ではなく“科学的なデータ”で知りたいという潜在的なニーズが強く示されたと言えそうだ。
株式会社ミルテル創業者で、広島大学 大学院 医系科学研究科の田原教授は、次のようにコメントしている。
「近年、運動や食事、睡眠など日常生活で健康を意識する方が非常に増えています。しかし、実は多くの方が“体の中の老化”までは把握できていないのが現実です。例えば、健康診断で異常がなくても、細胞レベルでは老化が進んでいることがあります。その“見えない老化”を科学的に可視化できるのが、染色体の末端にあるテロメアです。『テロメアテスト』は老化の進行度を把握し、病気の予兆に早く気づく“予防のための手段”とも言えます。」
加齢や老化は避けられないものですが、科学的なデータをもとに自分の体を知ることは、未来の健康を守る第一歩となりそうだ。
ぜひ、気になる人は調べてみよう!