アース製薬は、「美術展巡回 除菌サポートプロジェクト」を発足し、絵画作品の鑑賞と輸送を包括的に支援することを発表した。2月10日から開催する「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」 より、美術展での活用は世界初となる除菌・消臭ソリューションのMA-Tシステム（R）を採用する。
アース製薬はこのたび、 2022年2月から11月にかけて全国 4カ所を巡回する「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」の開催にあたり、安全で安心な展覧会鑑賞と美術品輸送を目的とした「美術展巡回除菌サポートプロジェクト」を発足し、絵画作品の鑑賞と輸送を包括的に支援する。除菌・消臭ソリューションのMA-Tシステム（R）の美術展での活用は、世界初となる。コロナ禍での芸術鑑賞という文化を支援するために、文化的価値の高い絵画作品の鑑賞と輸送に際して、アース製薬が開発支援した引火しないMA-Tシステム（R）を活用した製品を提供していく。本巡回展期間中に、美術展を運営する株式会社フクシ・エンタープライズや音声ガイドを提供する株式会社アートアンドパート、輸送を担当するヤマト運輸株式会社、グッズを販売する株式会社アートボックスなどにMA-Tシステム（R）を活用し、安全で安心なアート鑑賞体験のサポートをする。
SDGsにも採択されている「文化遺産の保全」は、世界的に重要なテーマのひとつ。コロナ禍を経て一般的になった除菌という習慣だが、文化的価値の高いアート作品の輸送に際しては、さらなる安全性が求められる。 既に航空機などで導入されている、MA-Tシステム（R）を活用した除菌剤を使用することで、鑑賞時にも無臭でアルコールによる刺激のない除菌・消臭サポートによって、安全で安心な鑑賞体験を提供したいと考えた。こうした中、アース製薬は巡回展向けの新たな取り組みとして「美術展巡回 除菌サポートプロジェクト 」をスタートした。今後も様々な アート作品の巡回展での活用を推進していく。
【「美術展巡回 除菌サポートプロジェクト」 概要】
■アースの技術をアートのために
今、芸術鑑賞という文化が、感染症のために脅かされている。「文化遺産の保全」は SDGsにも採択されている、世界的に重要なテーマのひとつ 。アース製薬は、マラリアをはじめとした、虫が媒介する感染症対策だけでなく、人体に安全な除菌技術「MA-Tシステム（R）」の開発支援にも取り組んでいる。「MA-T システム（R）」は、成分の99％以上は水で出来ているのに、ウイルスや菌には除菌効果を発揮する除菌技術であり、 効き目がありながら人には優しく安全な「虫ケア用品」にこだわってきた、アース製薬だからこそ生み出せた技術だと自負している。今回、フェルメールをはじめとした作品を日本に迎えるにあたり、アルコール と違って引火しない、MA-Tシステム（R）を活用した製品 を、安全な作品輸送と、心地よい鑑賞環境づくりのために提供する。アートを心から楽しむという体験も、アース製薬が守りつづけたい地球資産のひとつである。
■「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」でのMA-Tシステム（R）を活用した製品の活用方法
＜美術品輸送＞
ドライバーの手肌は「A2Care」 スキンクリーンでの 洗浄や、トラック内でのハンドル、椅子には「N.act」 除菌・消臭スプレー で除菌する。
＜フェルメール展の会場内＞
来場者様向けには、「A2Care」スキンクリーンによる洗浄装置を設置。また、フェルメール展内での音声ガイド、エスカレーター手すり、テーブル、仕切りロープ、ドアノブ、レジ回り、手すり、テーブルには、「N.act」除菌・消臭スプレーで除菌する。（※）会場の仕様によって使用場所は異なる。
【除菌システム「MA-Tシステム（R）」とは】
革新的な酸化制御技術「MA-T(エムエーティー ) システム（R）」は、亜塩素酸イオンから、反応すべきウイルスや菌が存在するときにのみ、必要なときに必要な量の活性種（水性ラジカル）を生成させることで、さまざまなウイルスの不活化、種々の菌（細菌）の除去を可能にする。99.9％以上が水であるため、既存の除菌剤である塩素系消毒剤や高濃度アルコールと比較して安全性が高く、ノンアルコールでキッチン周りでも安心して使える利点がある。
■「 N.act」について
MA-Tシステム（R）を「店舗で販売して欲しい」といったお客様のご要望に応え、一般家庭向けの製品として『N.act』シリーズを開発。全国のドラッグストア、スーパー、ホームセンターにて販売している。
今後もアース製薬は、お客様の生活に寄り添い、安心と効果を追求した『N.act』シリーズの製品を拡充していく。
【製品概要】
製品名： N.act 除菌・消臭スプレー
内容量： 200mL 想定価格： 1,280円（税込 1,408円）
発売日（メーカー出荷日）／場所： 2021年 8月 20日（金）／全国
特設サイト： https://www.earth.jp/n-act/
■「A2Care」について
「A2Care」は、高い安全性を保ちながら、優れた除菌消臭作用をもつ無色、無臭の除菌消臭剤。その成分は精製水99.9％ 、だから、ベタつかず、布製品も傷めない。ANAをはじめとした航空会社の機内や空港ラウンジなどの除菌・消臭に使用されて、全国のインテリアショップ等に「A2Care」シリーズを販売している。
特設サイト：https://www.a2care-anatc.com
【「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」開催概要】
■初期の傑作《窓辺で手紙を読む女》を修復後、所蔵館以外で世界初公開!!
本展の注目作品である17世紀のオランダ絵画の巨匠ヨハネス・フェルメールの《窓辺で手紙を読む女》は、窓から差し込む光の表現、室内で手紙を読む女性像など、フェルメールが自身のスタイルを確立したといわれる初期の傑作。本作品は、1979年のⅩ線調査で壁面にキューピッドの描かれた画中画が塗り潰されていることが判明し、長年、その絵はフェルメール自身が消したと考えられてきた。しかし、2017年の調査により、フェルメール以外の人物により消されたことが新たに分かり、翌年から画中画の上塗り層を取り除く修復が開始された。2019年5月には、キューピッドの画中画が部分的に現れた修復途中の作品が、記者発表にて公開された。
本展では、この修復過程を紹介する資料とともに、大規模な修復プロジェクトによってキューピッドが完全に姿を現した《窓辺で手紙を読む女》の当初の姿を、所蔵館であるドレスデン国立古典絵画館のお披露目に次いで公開する。所蔵館以外では世界初公開となる。
また、ドレスデン国立古典絵画館が所蔵するレンブラント、メツー、ファン・ライスダールなど、17世紀オランダ絵画の黄金期を彩る珠玉の名品約70点もあわせて紹介する。
みどころ
●フェルメール《窓辺で手紙を読む女》を修復後、所蔵館以外で世界初公開！
隠されていたキューピッドの画中画が姿を現した本作を、所蔵館でのお披露目に次いで公開。修復後の姿を公開するのは、所蔵館以外では世界初となる。
●修復プロジェクトの過程を紹介
上塗りされた絵具層を慎重に取り除き、徐々に姿を現していくキューピッド。その修復の過程を、映像等で紹介する。
●ドレスデン国立古典絵画館が誇る17世紀オランダ 絵画コレクション
フェルメールだけでなく、レンブラント、メツー、ファン・ライスダールといった17世紀オランダを代表する画家たちの名品約70点を展示する。
【「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと 17世紀オランダ絵画展」公式サイト】
https://www.dresden-vermeer.jp/
ヨハネス・フェルメール《窓辺で手紙を読む女》（修復後）
1657-59年頃 ドレスデン国立古典絵画館
© Gemäldegalerie Alte Meister, Staatliche
Kunstsammlungen Dresden, Photo by Wolfgang Kreische
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