一冊の本があるとして、それが皆さんの手元に届くまでに、一体どれくらいの工程を重ねているかご存じだろうか。
そんなことは特に考えもせず、筆者も日常を過ごしている。
「流通」、何度も耳にし、目にしてきた言葉であるが、はっきり意識したことはない。
そこで、「流通」に着目した一冊の本をご紹介しよう。
今年2月に発売された雑誌『広告』で、「流通」をテーマに、まるまる一冊分の特集が組まれた。
全30記事をとおして「流通」にまつわる課題や可能性を深掘り、雑誌『広告』の全体テーマである「いいものをつくる、とは何か?」を思索するための様々な視点を投げかけられている。
本誌が製本されてから読者の⼿元に届くまでのすべての流通経路を、書店や取次、運送会社などを記載した全 250 種類の表紙によって可視化。
良い意味で尖りまくっている、斬新な一冊だ。
中には、「アマゾンがなくなる⽇」なんていう興味をそそられるページも。
商品や作品が、つくり⼿のもとを離れてから受け⼿に届くまでには、知られざるドラマも生まれていたりして・・・
興味があれば是非ともチェックしてみて欲しい。