2023年3月7日(火)~10日(金)東京ビッグサイトで開催するアジア最大級の食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN 2023」の開幕に伴い、台湾第2の都市である「高雄市(たかおし/カオシュンシ)」の陳其邁(ちんきまい)市長が、3月6日(月)に東京都中央卸売市場葛西市場を視察。記者会見を行なった。
台湾農産物大使である陳其邁市長は、高雄産果物品種を多様化するべく、台湾ナツメを日本の報道陣に紹介した。陳其邁市長は数年前に中国が台湾のパイナップルの輸入を止めた際、代わりに日本が輸入を受け入れたことに感謝を示した上で、台湾ナツメを紹介。「ナツメは高雄が、一番有名です。日本ではなじみがないと思いますが、りんごとなしが融合したものと思うかも知れません」と説明した。
その一番美味しい食べ方はナツメとからすみのセットだそうで、「からすみとナツメを同時に食べるのは変な感触かも知れません。でも、最高なんです(笑)」とアピール。からすみも高雄の名物だという。「食べると幸福な気持ちになりますよ(笑)。高雄の果物を食べた時に、台湾を思い出していただければと思います!」と説明した。
なお、会見では、株式会社マルエイ商事(所在地:東京都江戸川区)の代表取締役社長である田中伸幸氏に感謝状を贈呈。株式会社マルエイ商事は高雄市より台湾パイナップルを日本に仕入れており、現在関東を中心としたスーパーマーケットで販売を展開している。
台湾ナツメ(蜜棗)は、台湾では冬のフルーツの代表格として人気。ビタミンCやカリウムが豊富でさっぱりとした甘さが特徴であり、台湾では、厳選された極上品は高級フルーツとして贈答品に用いられているという。