身近な体のトラブルというと、頭痛や腰痛、胃の不調、今の時期なら花粉による目のかゆみや鼻炎など数えたらきりがないほど・・・
そんな中で、意外と該当している人が多いにも関わらず、ほったらしかにされがちな体の部位がある。
それは、足。さらに足の中でも、爪のトラブル―“巻き爪”だ。
特に女性は「あ・・・」と辛い思いをしてる人もいるのではないだろうか?
筆者も昔、巻き爪気味だった為に自分で爪切りを使って荒い処置をしたことで、その後病院にお世話になった苦~い経験を持つ。
詳細は避けるが、とにかくその時のことは鮮明に覚えており、以来巻き爪にならないように努めてきた。
巻き爪の恐ろしさをこれでもかと知っている者としては、同じような二の舞は踏んでもらいたくないため、今回は“巻き爪”について調査結果や専門医師の意見を交えながら、リスクや正しいケアについて学んでほしい。
皮膚科を専門とするマルホが、巻き爪患者の病院受診を促す啓発の一環として、足の健康や巻き爪に関する意識調査を実施。
まず、足のトラブルがあった場合に「病院に行く」という選択をする人は20.5%という結果に。
病院を受診しない人は約80%と、やはり足元への健康意識は低いことがよく分かる。
ちなみに、足のトラブルで病院へ行かない理由の1位は「自分で対処できる」。
偉そうなことは言えないが、それはやめておこうとアドバイスを送りたい。
そして、足といえば靴。
靴選びにおいて試し履きをせずに靴を購入することがあるという人は51.6%と、こちらも高い数値に。
さらに、日常的に自分に合わないとわかりながら我慢して履く巻き爪の人は70.5%・・・
「自分に合わない靴を履くこと」=巻き爪などの足元の疾患の原因にもなるため、心当たりのある人は気を付けよう。
最後に、巻き爪を病院で治療をするという人はなんと7.5%。
74%の人が、自分で対処をしているという結果に。
専門医師・高山かおる氏によれば、「初期であれば、爪の切り方を改めたり、靴を変えたりする
などの対処によって症状が改善する可能性があります。しかし、巻き爪は放置したり、自己流の対処をしても治りません。爪切りや、爪の洗浄・保湿といったセルフケアを行ったり、歩き方の改善や、矯正治療のような適切な処置を行ったりすることで、症状改善が期待できます。爪のトラブルは、爪だけでなく足全体または全身の問題ととらえることが大切です。巻き爪を放っておくのではなく、早めに皮膚科などの医療機関を受診しましょう。」と、やはり自分で解決せず、専門医に相談することが大切なようだ。
心当たりのある人は正しい爪切りの方法や巻き爪になるメカニズムなど、正しい知識を身につけよう!
詳しくはこちらをチェック:https://www.maruho.co.jp/kanja/makizume/