【インタビュー】間宮祥太朗&一ノ瀬颯、「“道具屋”の主人公はめずらしい」「どんな映像になるか楽しみ」 裏社会のリアルを描くWOWOWオリジナルドラマ『ハスリンボーイ』




WOWOWのオリジナルドラマ『ハスリンボーイ』が、11月1日(金)午後11時より放送・配信となる。池袋の裏社会を非合法ツールで生き抜く“道具屋”の主人公を描く新感覚クライムサスペンス。主演・久保田タモツ役の間宮祥太朗、彼と対峙するウツロ役の一ノ瀬颯にインタビューをした。

ー今回のドラマ、オファーが来た時はいかがでしたか。

間宮:WOWOW作品のイメージとしてエッジの効いたものが多く、映像の質感も暗めで映画チックなトーンで、内容的にも攻めた作品が多い印象でした。今回の『ハスリンボーイ』もマッチしている題材だなと思いましたし、映像化した時にどうなるのか楽しみでした。

一ノ瀬:これまで出たことがないジャンルの作品だったので、個人的にとてもうれしかったです。映画やドラマでよく題材になるけれど、現実にはよく知らない裏社会を描いている作品で、ウツロというこんなにも素敵な役をいただけたこともうれしかったです。撮影開始がとても楽しみでした。

ー演じられたキャラクターの印象はいかがでしょうか。

間宮:僕が演じるタモツも、奨学金を抱えているけれど周りから見ると平凡な学生が予期せぬ世界、裏社会に足を踏み入れてしまいます。そこから彼の強い生存本能が出てくるのですが、初めから特別な人物ではないという印象です。自分が置かれた状況の中、とにかく必死に生き延びる術を探して、がむしゃらに活路を見出していく人物だなと思いました。

一ノ瀬:ウツロはタモツたちの敵として現れるのですが、彼自身も社会に対して思うことがあるんです。小さい頃から不遇で、存在意義やアイデンティティを奪われてしまった。なので自分で必死に探していて、力強く生きていくために仲間も作りつつ、自分が正しいと思う道を突き進む。やり方はアウトですが、強い信念を持っている人だなとは思いました。

ー道具屋をメインに据えた裏社会ものもめずらしいですね。

間宮:そうかも知れませんね。道具屋が出てくる作品はこれまでもありましたが、主人公が道具屋で、その中でも素人というのはめずらしいですよね。ただ、タモツ自身は、裏社会の人間というよりは、ビジネスの一環としてやっています。それは原作からも感じたのですが、淡々とそういうスタンスで描かれているのを、僕自身も汲み取りながら、原作や脚本を読んでいました。

一ノ瀬:道具屋メインの裏社会テーマの作品珍しいですし、3つの勢力が均衡を保っている中にそれをぶち壊そうとする人物が現れて、その対立関係も面白いなと思いましたし、裏社会モノだとアクションが強くなりそうなところを、むしろそういうところ以外でも楽しめる要素を持っている作品だなと思いました。どういう映像になるのか楽しみでした。

ー共演の感想について教えてください。

間宮:一ノ瀬くん演じるウツロとは関わるシーンが多かったのですが、ウツロはキャラクター性が強く、どこか二次元的な部分がある役だと思いました。その突飛な部分と、リアルな会話の塩梅がすごく上手なんです。キャラクターが走りやすい役柄だと思うのですが、一ノ瀬くんは柔軟でとても上手だなと思って見ていました。

一ノ瀬:間宮さんとタモツのイメージは離れているのかなと勝手に思っていたのですが、トレードマークのメガネも本当にお似合いでしたし(笑)。タモツのおどおどしている感じや、覚悟を決めて走り出す強さを絶妙な感じで演じていらして、そのギャップなどの繊細表現や、タモツが抱えている葛藤や覚悟がひしひしと伝わって来てすごいなと思いました。

ー今回のWOWOWオリジナルドラマ『ハスリンボーイ』、俳優としてこの作品に出会えて何が一番よかったですか?

間宮:ふと思えば、一見平凡な学生がひょんなことから巻き込まれて成長して…という役をやったことがなかったんです。それこそエッジが効いた役が多かったなとタモツを演じながら気づきました。

一ノ瀬:新しさもつまっている作品に出会えたことですかね。従来からあるように裏社会を扱っているけれども、焦点が当たっている主人公であったり、取り巻く関係性であったり、作品として新しいしとても面白いものだと思うんです。僕自身も最後まで一気に観てしまいましたし、そういう作品に携われたことは、俳優として財産になったと思っています。

 

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2024年11月1日(金)配信・放送スタート(全8話)
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ⓒ草下シンヤ・本田優貴/小学館 ⓒ2024 WOWOW INC.

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ナビダ 錦小路
ディズニー、尾崎紀世彦、映画、海外旅行、大滝詠一、シベリア超特急、刑事コロンボ、三谷幸喜、007、ダウンタウン、筒美京平、タモリ、井上順、歌謡曲などが人並みに好きっ!