2021年早春公開予定の映画『哀愁しんでれら』の主演キャストが解禁。土屋太鳳が主人公・福浦小春を演じることが決定し、場面写真も解禁となった。
ストーリーは、市役所に勤める福浦小春(土屋太鳳)が一晩で怒涛の不幸によりすべてを失ってしまい、人生を諦めようとしていたが、8歳の娘を男手ひとつで育てる、優しく裕福で王子様のような開業医と出会い、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ駆け上がる。
・・・まさにシンデレラのような彼女だったが、ある日、前代未聞の凶悪事件を起こしてしまう――。
本作のオファーを3回断ったという土屋より、コメントも届いている。
土屋太鳳(主演・福浦小春役)
初めてこの物語を読ませていただいた時、私が感じたのは嫌悪感と疑問でした。光栄だけれど、なぜ私にと思って下さるんだろう。
理由を知りたくて監督にお会いしましたが分からず、おこがましいながらお断りしました。覚悟できないまま取り組む物語ではないからです。
でも、脚本は私の前に戻ってきました。4回目に戻ってきた時、急に「この物語は生まれたがってるんじゃないか」と感じたんです。
脚本の中で小春が泣いているようにも感じました。私に出来ることがあるなら、一緒に泣くこと。
理解できるかではなく生まれてくるものを愛すること。そう感じたころ共演者を知り、そのかたと踏み出せるならと覚悟を決めました。迷った末の撮影は得難い時間の連続でした。
命が命を愛そうとする時の摩擦熱のような何かが今も心に残っています。感じていただけますよう。
解禁された場面写真では、シンデレラさながらの美しいドレス姿でこちらを見据える彼女の姿が映し出される。
小学校の教室のような場所で、何故ドレス姿なのか?そして、彼女が引き起こす凶悪事件とは?
狂気の変貌を遂げるダークな土屋の演技に注目したい。
『哀愁しんでれら』 あらすじ
市役所に勤める小春は、幸せでも不幸せでもない平凡な毎日を送っていた。しかしある夜、怒涛の不幸にあい、すべてを失う。そこに現れたのが、8歳の娘・ヒカリを男手ひとつで育てる開業医の大悟。優しく、裕福な大悟は、まさに王子様のよう。彼のプロポーズを小春は受け入れ、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ。しかしその先には、想像もつかない毎日が待っていた――。
■監督:渡部亮平
■出演:土屋太鳳 他
©️2021 「哀愁しんでれら」製作委員会