【インタビュー】広瀬アリス、大ヒット中の『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は、「まだパート1。これがまだ続きますからね、怖いです(笑)」




トム・クルーズ主演の超大作シリーズ最新作、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』で、俳優の広瀬アリスが前作に続いて日本語吹替え版にてホワイト・ウィドウ役を演じた。同シリーズの魅力をはじめ、俳優として活躍する現在のことなど28歳の“今”も尋ねた。

―前作に続いてホワイト・ウィドウ役は5年ぶりとなりましたが、演じてみての印象はいかがでしたか?

キャラクター自体は変わってないのですが、前作よりも出番は増えています。彼女の美貌も大いに影響あると思うのですが、ミステリアスな感じ、ちょっと嫌な感じが増しているあたりが、わたしは魅力に感じました。彼女が悪巧みをしている会話をずっと聞いていたいような(笑)。改めて一作目を含めて、前作も観直したいなと思いました。

―同シリーズ一作目が公開された年が96年なので、大変な長寿シリーズですよね。

わたしは2歳でした。ギリギリ生まれていて、ほぼ人生をともにしています(笑)。でも、まるで色褪せないのがすごいですよね。ここまで長い作品はなかなかないですし、トムさんも変わらないのが本当にすごいことです。こんなにもすごくハラハラ、ドキドキする展開を全部のシリーズで続けられるのがすごいと思います。しかもパワーアップしているという。

―今回の『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は、いかがでしたか?

相変わらずのスピード感でした。シリーズものですので、何となくのゴールがファンなら分かりそうなものの、それを観ている間に忘れてしまうほどのハラハラ、ドキドキのアクション、息を飲む展開がありました。観ていてあの世界に入り込めるような作品になっていますので、スカッとしたうい方にもいいと思いました。

―同シリーズのファンだけでなく、全映画ファンも楽しませようとするトム・クルーズさんの熱意を感じますよね。

そうですね。この作品は衝撃を毎回わたしたちに与えてくれます。しかも前作を超えてくるような勢いで、ポイントとなるシーンが多いということ。さらに恐ろしいのは、これまだ『デッドレコニング』のパート1ですからね(笑)。これがまだ続きますからね、怖いです(笑)。今回が入口でもまったく問題ないと思いますし、ここから戻るのも面白いと思います。

―ところで現在28歳、多忙ななか日々心がけていることはありますか?

休む時間をちゃんと確保することです。正直、昔は寝なくても平気でしたし、撮影が早ければ早いほど高揚感があったり、遅ければ遅いほど「この時間に働いている人はいないな」とわくわくしていたりしていました(笑)。寝る時間などなくてもいいくらい。でもこの年齢になるとさすがに体力が落ちてくるので、そういう段階に入って来たんだなと思います。

―セルフケアと言いますか、自分を大切にする時間が増えたわけですね。

今まではプライベートをかなり我慢してきたので、休むことも大事だなと。自分の体をもうちょっといたわってあげようとか、そういう風に思うようになりました。食べるものも気をつけるようになりました。それこそ夏はビールに焼肉だったのが、もうわんぱくな御飯は前のようには食べられない(笑)。そういう変化が体に起きているので、いたわる時間を増やしてケアしようと思っています。

―20代のうちにやっておきたいことはありますか?

プライベートで海外に行ったことがないので、それをやってみたいとは思います。たとえば30歳までにイタリアに行きたいです。単純にパスタが食べたいだけなのですが(笑)、意外と目的をそれだけで行ったほうが、発見がたくさんありそうな気がするんです。もともと計画を立てずに行きたいタイプなので、それは実行してみたいと思っています、

―節目という意味で30代になったらチャレンジしたいことはありますか?

よく聞かれます。そろそろそういう年齢なんですよね。確かに節目ではあり、そういう年齢に差し掛かったのかと思いますが、わたしはわたしの楽しいことをずっとしていたい。なのであんまり人に左右されず、今が楽しいから、今が続けばいいなと思います。幸せの意味は人によって違いますし、ゆるく、笑って生きていればそれでいいかなと思っています(笑)。

(C) 2023 PARAMOUNT PICTURES.

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ナビダ 錦小路
ディズニー、尾崎紀世彦、映画、海外旅行、大滝詠一、シベリア超特急、刑事コロンボ、三谷幸喜、007、ダウンタウン、筒美京平、タモリ、井上順、歌謡曲などが人並みに好きっ!