コロナ禍により失われた文化芸術体験の機会を全国規模で取り戻すとともに、人々の創造、参加、鑑賞を後押しするため、全国27都道府県の文化芸術団体と連携するプロジェクト「JAPAN LIVE YELL project」の公式ウェブサイトが本日、11月5日（木）にオープンした。
公式サイトでは、本プロジェクトの「ライブへのエール。ライブからのエール。」のキャッチフレーズのもと、コロナ禍の今こそ、ライブを行う出演者やスタッフを始め、舞台芸術に携わるすべての人にみんなでエールを贈る。そして、ライブに参加する人々は、熱い時間と空間を共有し、明日への活力となるエールを受け取る。そんなエールの交換が日本全国で起きてほしいという想いが込められている。
そして、本プロジェクトに参加する全国27都道府県各地の主催団体の紹介やメッセージ、注目のイベントを紹介。演劇、音楽、伝統芸能からメディアアートまで全国各地で幅広いジャンルのイベントが、リアルでもオンラインでも楽しめるこのプロジェクト。今までにはなかった文化芸術との出会いを楽しむことが出来る。
さらに、日本全国のライブ関係者へ、参加アーティストの大前光市（ダンサー）、三遊亭小遊三（落語家）、平原綾香（歌手）、森山未來（俳優・ダンサー）からの応援メッセージが公開された。自身にとって「ライブ」とは何か、コロナ禍の状況でどのような心境だったか、などそれぞれのアーティストが答えている。
大前光市は、12月9日（水）横浜赤レンガ倉庫イベント広場で開催されるダンス×音楽イベント「青空ダンス」に出演する。
大人から子供まで色んな方と一緒に踊れるイベントだと話し、「現地にきていただいて参加するもよし、でもオンラインでも、同時にライブ配信されますので、家にいても、どこにいても、参加することができます。」と説明し、ライブができない世の中の状況に対し「ライブは必ず復活してくると思います。それまで、炎を蓄えておいてください。みなさん、がんばりましょう！」と決意を込めた。
三遊亭小遊三は、11月12日（木）銀座フェニックスプラザで開催される落語と和妻の公演に出演する。
和妻はなかなか見られないものだと話し、「伝統芸能ですけれども、素晴らしい芸ですからね。ちょいとやってくださいよ、っていうそういう芸じゃないんですよね。落語は、寄席いきゃ、くさるほど聞かれますけども、和妻、これ貴重でございますんで、ぜひ、いらっしゃってください。」とコメントし、「どっかで向かって行かないと、コロナには勝てませんので。ぜひひとつ、ライブがあったら、ちょっと億劫でしょうけれども、足を向けてくだされば、私たちも元気になるし、世の中も元気になると思いますんで。ぜひ、お越しください！待ってます。」と呼びかけた。
平原綾香は、11月1日(日)～3月31日(水)、日比谷・銀座・築地エリアでSound AR（TM）を用いた芸術散歩のボイスミュージカル企画「Walk with U」に出演と、2月3日(水)金沢でオーケストラとの共演コンサートの2企画に出演する。
「私にとって、ライブは本当に生きがい。」と話す通り、ツアーの中止や延期が相次ぎ悲しかったと振り返る平原。しかし「なにかを伝えられる場所があるというのが、本当に幸せなこと」だと気付いたと話し、「音楽でしっかりハグができるような、そんな歌い手になりたいと思っています。どうかこの音楽のハグを受け取っていただけると嬉しいです。」と意気込み、「そして、いま、まだまだ大変な状況になっていますけれども、私も顔晴って(がんばって)いるので、ぜひこれを見ていらっしゃる方も負けないで顔晴って(がんばって)ほしいなと思います！」と暖かなエールを送った。
森山未來は、10月14日(水)～18日(日)、横浜赤レンガ倉庫1号館で、リーディングパフォーマンスを実施した。
森山は「環境が大きくガラっと変わったことで、やりたいことができなくなったりとか、大変な思いをしている方もいらっしゃるかもしれませんが、ピンチはチャンスって、安直かもしれないですけど、でも、本当にそういう感じで。こういうときだからこそ、見つめられるものもあるというか。」と話し、「僕はすごく充実した時間を過ごせてると、個人的には感じてます。様々いろんな境遇の人がいると思いますけど、ポジティブっていうか、ある種前向きな気持で、日々を楽しんでいけることが、いいんじゃないかなと思ってます。楽しんでいきましょう！」とメッセージを送った。
今後も参加予定のアーティストのメッセージを、サイトで掲載する予定。そして、全国27都道府県からの参加を得て、地域色豊かな500本以上のプログラムが実施される本プロジェクト。是非チェックしてみてはいかがだろうか。
【公式サイト】
https://jlyp.jp/
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