ベネッセコーポレーションの「こどもちゃれんじ」の人気キャラクター、「しまじろう」の冒険を描く劇場版シリーズ11作目、映画しまじろう『しまじろうと ゆうきのうた』が公開中だ。映画オリジナルキャラクターの声優を担当した山里亮太(南海キャンディーズ)と、声優と主題歌「ゆうきのうた」を担当した小野あつこさん(NHK Eテレ 第21代うたのおねえさん)に、心躍る不思議な冒険大作について話を聞いた。

ーー声優をやってみていかがでしたか?
小野:今回映画の中ではわたしの姿は一切出て来ないのですが、みなさんが知っているあつこおねえさんとしてどう携われるかということがありました。、特に主題歌はみんなが一緒に歌いたくなるような歌い方を目指しました。しまじろうじゃないけれど、リードボーカルのような気持ちで、みんなが自然と応援して歌いたくなるような歌い方を意識しました。歌詞もメッセージ性が強くて、力強さや温かさ、映画を観てくれる皆さんに寄り添えたらいいなという想いで歌いました。

ーー歌のシーンはカラフルになったり楽しかったです。
小野:シーンによって歌い方を何種類か撮らせていただいたことも、とても新鮮でした。映像を観ながら歌うことも初めての経験でした。
山里:声優さんたちはすごいなって、やればやるほどいつも思うんですよね。キャラクターに命を吹き込み、その作品がどうすればみんなに届くか、全身全霊を注いでいる方たちなので、そこにお邪魔させてもらっている感じで、やればやるほど「すいません! お邪魔しています!」という気持ちが強くなるんです。

ーー楽しかったですか?
山里:楽しかったです! 関われて本当にうれしいです。今回、レジェンドの山寺宏一さんがすぐ近くにいるのでそれも光栄ですし、繰り返しですが、やればやるほど声優さんは本当にすごいんだなって毎回思います。

ーー小野さんが担当された主題歌“ゆうきのうた”の感想はいかがですか?
山里:人の心をつかむ歌声は素敵ですし、うらやましいなと思いました。というのも僕も一応歌っているんですよ。みんなで歌うシーンがあるんです。ただ。確認したのですが、そうとう集中しないと僕の声には気づかないと思います(笑)。

ーー山里さんの声のお芝居の感想はいかがでしたか?
小野:日本全国、誰からも愛される山里さんとご一緒出来るとうかがった時から、すごくわくわくしていました。かわいくて、面白くて素敵なキャラクターだと思っていたら、ペペちゃんは想像以上に包容力のある、優しくマイリーちゃんと支える素敵なキャラクターでした。場をつなぐシーンではかわいらしさが出ていたり、ペペちゃんが好きになりました!
ーー作品の感想はいかがでしょうか?
山里:一歩踏み出す勇気を持てたことがまずカッコいいなと思いましたし、その勇気を全力で応援してあげられる仲間もカッコいいですよね。前に出る一歩、そのことを考えられただけでもすごいことだっていうことをしまじろうから教わった気がしました。臆病になったり頑張れないなって時に大事なものがすべてつまっている感じがしました。
小野:自分を信じることの大切さをこの映画を通して改めて感じました。いろいろなキャラクターがいて仲間がいて、自分を信じることは難しいことだけれど、仲間がいるから強くなれるし、大きな一歩も小さな一歩も成長につながっていくので、素敵な仲間がいるから、自分のことも信じられるなと、思いました。
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