【来日レポート】アカデミー賞2部門受賞！映画『ウィキッドふたりの魔女』豪華キャストによるジャパンプレミア開催 | YESNEWS

第97回アカデミー賞で2部門（衣装デザイン賞、美術賞）に輝いた映画『ウィキッドふたりの魔女』がついに日本公開！　これに先駆け、ジョン・M・チュウ監督、エルファバ役のシンシア・エリヴォ、グリンダ役のアリアナ・グランデが来日。ジャパンプレミアイベントに出席した。

不朽のミュージカルとして20年以上愛され続けている「ウィキッド」の待望の映画化である本作は、エミー賞、グラミー賞、トニー賞と数々の受賞歴を持つ実力派俳優シンシア・エリヴォ（ミュージカル「カラーパープル」）と、グラミー賞の常連で世界を魅了し続けるアーティストのアリアナ・グランデを主演に迎え、『クレイジー・リッチ！』や『イン・ザ・ハイツ』のジョン・M・チュウが監督を務めるミュージカル超大作だ。

そして第97回アカデミー賞においては、作品賞を含む10部門にノミネートされ大きな話題を集め、見事衣装デザイン賞、美術賞の2部門を受賞！　音楽と魔法が彩る感動のエンターテインメント超大作『ウィキッドふたりの魔女』が、 3月7日（金）についに全国公開となった。

これに先立ち都内で行われたジャパンプレミアイベントは、天吊り幕や特設パネル、入場口にあしらわれた桜や緑の木々など、ウィキッド仕様にあしらわれた会場で実施。そのレッドカーペットには、日本中から多くのファンが駆け付け、会場はかつてないほどの熱気に包まれていた。

グリンダ役を演じたアリアナ・グランデは、純白のドレスに桜の花びらの美しい髪飾りを身に付け、エルファバ役を演じたシンシア・エリヴォは、装飾がキラリと輝く真っ黒なドレスを身に纏い登場。時に会場は悲鳴交じりの大歓声が鳴り響いていた。

そして日本語吹替版キャストを務めたエルファバ役の高畑充希とグリンダ役の清水美依紗、グリンダの友人ファニー役を担当したkemio、そして同じくグリンダの友人シェンシェン役を担当したゆりやんレトリィバァも出席。日米キャストが共演を果たしたジャパンプレミアイベントとなった。

続いて会場を移して舞台あいさつも実施。高畑充希からの舞台と映画のパフォーマンスをどのように比較しているかと聞かれたエリヴォは、「どちらの場合もすべて真実から作業をするようにしています。何より大事なことは真に迫っているかどうかです」と演技に対する姿勢を披露した。

また、この作品と長い間一緒に過ごしてきた今、グリンダについて何か驚かされたことがあるか清水美依紗に聞かれたグランデは、「一番驚いたことは強さです。ふざけた一面もありますが、やはり自分を信じているということと、いろんな面を持っている彼女の幅の広さもとても好きです」と自身の演じたキャラクターからたくさんのインスピレーションを受けたことを語った。

最後に日本の観客へ向けてチュウ監督は、「たくさん愛を注いで作ったので、その愛を感じてもらえるとうれしいです！」とあいさつ。ジャパンプレミアイベントは盛大に幕を閉じた。

『ウィキッドふたりの魔女』

緑色の肌をもち周囲から誤解され、まだ自分の本当の力を見いだしていないエルファバと、野心的で、まだ自分の本当の心を見いだしていない人気者のグリンダは、寄宿舎で偶然ルームメイトに。見た目も性格もまったく逆のふたりは、最初こそ衝突し合うが、次第に友情を深めてゆく。そしてこの出会いが、やがてオズの国の運命を大きく変えることになる…。