【インタビュー】日向坂46・齊藤京子、タートルズ4人の姿に「いつも一緒にいるメンバーのことを想いました」




大人気アイドルグループ・日向坂46の齊藤京子が、現在公開中の映画『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』で日本語吹替えに初挑戦した。4人のカメたちが最初に出会う人間で、ジャーナリストを志しているニューヨーカーの女子高生エイプリル・オニール役を、新たな魅力で好演している。齊藤本人に本作にまつわる話を聞いた。

―今回の『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』ですが、まずはご覧になった感想はいかがでしたか?

本当に面白いというのが第一の感想です。とても笑顔になれるし、ほっこりするシーンもあれば感動するシーンもあり、観終わった後には誰もが本当にタートルズのファンになってしまう、そう思いました。

―誰もが好きになってしまう4人のタートルズの魅力とは何でしょうか?

彼らは下水道で生活をしていますが、人間たちに嫌われているのに人間たちのことが好きで、何事にも一生懸命にひたむきになっている姿がとてもかっこいい。負けてもくじけずにそれでも頑張ろうという姿勢が素敵でした。

―4人は不満や悪口をほぼ口にしないところも素敵ですよね。

そうですね。本当に素直に生きているんです。まるで小学生の時に誰もが持っていたような心を持っている、とてもピュアだと思いました。

―あのような関係性を見て、何か思うことはありますか?

いつも一緒にいる日向坂のメンバーのことを想いました。どれだけ壁にぶつかっても、一緒に団結して「頑張るぞ!」という姿を観ていて、誰かというよりも日向坂全体のメンバーに例えられるなと。

―声優のオファーが来た時は、いかがでしたか?

 声優のお仕事は初めてで、ましてや『ミュータント・タートルズ』という人気の映画に参加させていただけることが本当にうれしくて、とにかくその一言に尽きる感じでした。

―初挑戦ということで、不安なことはありましたか?

まわりのみなさんはプロの方々ばかりですし、物語のキーパーソンになるキャラクターだったので、プレッシャーはありました。ただ、もともと声が特徴的で、声を褒めていただく機会は多かったので、この声を広められたらという想いで頑張ろうと思いました。

―特徴的な声を活かしつつも、普段のイメージとも違う表現でしたね。

そうですね。彼女はずっと声を張っているような話し方、口調なので、いつもの低めのトーンの感じではないキャラクターだと思います。彼女は高校生でジャーナリストを目指していて、タートルズの4人と出会ったということで、テンションは高いほうがいいだろうと監督と作りました。

―女子高生エイプリル・オニールの性格ですが、どう理解しましたか?

ジャーナリストを目指している高校生なので、意思が人よりも強く芯がしっかりしていて、強いからこそ夢を抱いていて、タートルズに出会ってもおびえることなく、一緒に過ごしていく。芯を持っていて大人っぽく。思考も大人の高校生だと思いました。

―声優をしてみて、日頃の歌やダンスと似ているなと思ったことは?

ドラマと舞台は経験させていただいていますが、声優はまったく違う印象でした。ドラマや舞台はまず自分が映っているので、動作や目の動きなど行動が目に入ってくるのですが、声優はそれがないですよね。画の行動に合わせてのアフレコなので、「これくらいかな?」と自分で思ってセリフを言っても、音だけで聞くとまったく迫力がないというか、その動作の画であればもっとテンション高くなるはずということが、すごく難しかったです。

―また、エイプリルのようにご自身が今叶えたい夢は何でしょうか?

今年になってずっと夢だったソロライブを達成して、『キョコロヒー』のゴールデンもスぺシャルでやることも叶えられて、今回の声優も、ドラマの主演の夢も叶えられたので、次は映画に出たいという夢はあります。

―それに先立ち、グループとしても東京ドーム公演が実現しましたよね。

そうですね。また大きな夢になるのですが、ドームツアーができたらいいなというのはあります。

―最後になりますが、ファンのみなさんにメッセージをどうぞ。

日向坂のドキュメンタリー映画以外の映画は初めてなので、「映画で声優をしたよ」と、シンプルなのですが、それが本当に伝えたいことです。せっかくなので。大きなスクリーンで堪能してほしいです(笑)。

公開中

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