映画『JFK』のオリヴァー・ストーン監督がジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件の陰謀に迫るドキュメンタリー『JFK Revisited: Through the Looking Glass(原題)』が、『JFK/新証言 知られざる陰謀【劇場版】』の邦題で11月17日より公開される。あわせて、特報映像とポスタービジュアルが解禁された。
世界の歴史でも最大の「ミステリー」のひとつ、ケネディ暗殺事件。その後、数々の謎、陰謀論が都市伝説的に広がり続け、28年後の1991年、この事件の謎にまっすぐに向き合った映画がオリヴァー・ストーン監督の『JFK』だ。
映画『JFK』公開後の1992年、新たな法案が可決し、数百万ページにおよぶ文書が新たに機密解除されるなど、ケネディ暗殺事件は研究者や民間コミュニティによって新たな調査が活気を帯びるものの、メディアによるケネディの死の“神聖化”の動きもあり、結局のところ真実はわからないまま年月は過ぎていく。
本作は、その停滞する動きに不満を募らせていたオリヴァー・ストーンと、プロデューサーのロブ・ウィルソンがタッグを組み、事件からちょうど60年経った今、新たに解禁された証拠と調査に基づく独自の視点から暗殺事件の陰謀に迫るドキュメンタリーである。
新たに解禁された何百万ページにおよぶ機密解除文書の中から“真実”と思われる重要な発見を白日の下に晒し、主要メディアが無視し続けてきた陰謀の真相をあぶり出す。長期間に渡る調査と、事件の目撃者をはじめとする関係者のインタビューの中から浮かび上がる“新たな証拠”=「新証言」を深く掘り下げ丁寧に紐解きながら、この暗殺事件がいまだ現代にも大きな影響を与え続けている歴史的な大事件であったことを、今を生きる私たちに改めて知らしめることになる衝撃の作品となっている。
公開された特報映像は、1963年11月22日、オープンカーでダラス市内をパレードするケネディ大統領の姿から始まる。数百万ページにおよぶ文書が機密解除され、黒く塗りつぶされた文書が次から次へと明るみになっていく。ケネディの命を奪った銃弾の特徴、銃撃の方向、オズワルドの現場からの逃走経路、病院での検死やFBIの報告を細かく再検証しながら、「これが最終解答だ!」という力強いコピーとともに、公になった“新証言”があぶり出されていく。
「全人類に世代を超えて永遠に続く平和を」というケネディ大統領の悲痛な肉声が届く世界はやってくるのか?明かされる“最後の謎”とは何か?期待が高まる特報映像に仕上がっている。
ストーン監督は「この作品が上映されて、とても嬉しい。私のオリジナル作品が存在し、そして今このドキュメンタリーが存在する。この作品は、大統領の殺害を組織的に行い、逃げ果せた権力者たちを捕らえるために最も近づけた作品だ。JFK暗殺陰謀説は、真実である。」とコメントを寄せている。
映画『JFK/新証言 知られざる陰謀【劇場版】』
11月17日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開
出演:オリヴァー・ストーン ナレーション:ウーピー・ゴールドバーグ、ドナルド・サザーランド
監督:オリヴァー・ストーン
2021年/アメリカ/118分/カラー/1.77 16×9/5.1ch/英語/字幕翻訳:加藤亜弓/
配給:STAR CHANNEL MOVIES
公式サイト:https://www.star-ch.jp/jfk-shinshogen/
公式X(twitter): @starchannel https://twitter.com/starchannel #JFK新証言
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Photo: John F. Kennedy Presidential Library, National Archives