福知山市は、『鬼滅の刃』出演の人気声優 ⼩⻄克幸と SNS等で話題沸騰中の“両声類”声優 奇跡 を起用したWEB動画「転生したら鬼退治を命じられました」篇 を本日12月6日(月)より公開した。
大ヒットアニメ作品の影響で「⻤」への関⼼が⾼まる今、歴史上最強の鬼を退治した伝説(元祖鬼殺隊伝説)が残る⼤江地域の⻤⽂化をより多くの人に知ってもらうため、「大江山鬼伝説」を初めてアニメコンテンツ化した。
「大江山鬼伝説」とは、平安時代中期に生まれた武将「源頼光(みなもと らいこう)※1」が、「頼光四天王」と呼ばれる屈強な家臣らを従え丹波国⼤江⼭へ向かい、酒吞童子(しゅてんどうじ)率いる鬼の一味を討伐(鬼退治)するという伝説。
※1:正式な読み方は、「みなもと-の-よりみつ」
今回のWEB動画「転生したら鬼退治を命じられました」篇では、この伝説を現代とリンクさせ、ごく普通の会社員が階段から落ちると「源頼光」に転生してしまったところから怒涛のストーリーが始まる。
全24話の動画の形式は、なんと全て「予告編」。約15秒のなかでハイスピードで繰り広げられる波乱のストーリー展開は、あまりにユニークな登場人物たちが繰り広げるツッコミやシュールな呟きのみならず、「ここまで描いちゃう!?」と言うほどの衝撃映像をも含む振り切った演出、そしてクライマックスが毎話に盛り込まれているため、最終話まで目が離せなくなる没入感が得られる動画になっている。
さらにこの動画を盛り上げるのが、今回の主役である「会社員」「源頼光」役とナレーションを掛け持ちした、声優として『鬼滅の刃』宇随天元役、『べるぜバブ』男鹿辰巳役、『東京喰種(トーキョーグール)』亜門鋼太郎役などで大活躍中の小西克幸。
さらに、酒吞童子をはじめとする全14役を演じたのは、TikTokやYouTubeなどで人気上昇中で、本日放送の日本テレビ『スッキリ』でもインタビューされた奇跡の2名だ。
他にも「鬼のまち福知山」として、12月はふるさと納税型クラウドファンディング、日本の鬼の交流博物館での「転鬼展」、特製グッズ販売などを行う。
来年は「鬼鬼祭」を2月に開催、さらに小西克幸による音声ガイド「福知山鬼ガイド」も公開予定と、引き続き鬼づくしの展開を予定している。
■小西克幸&奇跡 2ショットインタビュー
Q:収録お疲れ様でした。オファーを受けた時の率直なご感想をお聞かせください。
小西:大江山の鬼退治じゃないんですけれども、酒呑童子だったりとか、そういうお話っていうのは、やっぱりちっちゃい頃からいろいろな本とかで見ていたので、お話いただいたときは、どういうふうな映像になって、どういうふうなものをつくるのかっていうのは、まだちょっと知らなかったんですけれども、なんか面白そうだなとは思って、すごく楽しみでしたね。
奇跡:今年の1月から活動させていただいて、『鬼滅の刃』のものまねで恐縮ながらバズらせていただいて、こういうかたちに自分が、いま現状、活動させていただいているので、それに大きく関わる『鬼滅』という中で、鬼っていうワードが、しかも声優として携われるっていう意味でいったら、これ以上うれしいことはないなって率直に思いましたし、関われて今もずっとうれしいです。
Q:“リアル鬼殺隊”と言われる源頼光がメインのWEB動画ですが、今回の担当した役でのポイント、こだわりなどございましたら教えて下さい。
小西:面白くなったらいいかなとは思ってますけれども。全体的にちょっと一言言ったりとかするだけじゃないですか。だから、その15秒の中に面白さが入っていけばいいのかなっていう。頼光だけとかってそういうわけじゃなくて、1本ずつの作品というか、その中のバランスというか、短い物語の中でみんなが見てて楽しいなっていうものになればいいかなっていうような気持ちですかね。あとやりながら、ちょっとご相談させていただいて、標準語でやったらいいのか、関西弁でやったらいいのかとか。
メインは、たぶん、ナレーションのほうが多いと思うので、どっちかっていったらそっちですかね。それをいかに尺の中に入れるかっていう戦いが、これから、たぶん、始まると思います。
(Q:実在の人物というのは、過去にもやられたことありますか?)
いろいろこう、戦国武将だったりとか、実在の人を演じさせていただくことは、いろいろあったりとかはするんですけれども。それの経験はあります。与えていただくキャラクターのAっていう作品があったら、そのAという作品の中の僕が演じるキャラクターは、どういうキャラクターで、どういうビジュアルで、歴史上こういうことがありました。で、この人とこの人が仲いいですとか、例えばこういうことをやってましたってやるんですけれども、たぶん、物語によってテンション感だったりとか、キャラクターの言葉使いとか、つくり方が全然違うと思うんですよね。作品に合うような、Aという作品だったらAという作品の中に合う歴史上のキャラクターを演じるみたいな感じですかね。
Q:奇跡さんは、一人14役を演じ分ける際に気をつけたことは?大先輩の小西さんと共演されるということで、緊張されましたか?
奇跡:はい。もうほんとに1人でこんなに役をやらせていただけることってめったにないことなので、ただただ聞いている人々に1人でやっているように聞こえないというか、ほんとに14人が14人別々の役者で、そのキャラクターを生きているというか、演じていくっていうのが伝わったらいいなって思うのと、今回は、鬼が題材なので、私も一緒に鬼になりきれたりできたらいいなと思いながら。人間もやったんですけれども、最終的に「これやっている人も鬼なんちゃうん」って言われちゃうくらい、クレイジーな役ができたらいいなって思って頑張ってたつもりです。
――:本日は、大先輩の小西さんと初ですよね?
小西:初めてです。お会いするのも今日が初めてなので。
――:緊張をやっぱりされてますかね?
小西:緊張なんかしてないですよね?
奇跡:いやいや…。もう恐れ多すぎて。
小西:ただの人だから。
奇跡:全然そんな…。一言だけものまねさせていただいてたので、ちょっとしんどいなって思って。
小西:してくださっているんですよ。宇髄天元の。
奇跡:そうなんです。やはり、すごいなあって思いながら見てます。
Q:今回の役を担当して福知山(大江山)に行ってみたいと思いましたか?また、鬼スポットの中ではどのスポットが気になりましたか?
小西:先ほどちょっと資料を見せていただいたんですけれども、すてきなところが多くて、ゆっくり観光したい感じですかね。鬼の関係性のあるところもいっぱいあるじゃないですか。ここは何があった、ここは何があったと。あと博物館があったりとか、雲海とかもものすごいし、朝からそういうところを見て、そこから町に降りて、いろいろ回ったりとかしたいですね。あと鬼グッズがいっぱいあるらしいので、どんなものがあるのか。その中になぜかえごまドレッシングがあったのも不思議な気持ちにもなったんですけれども。
奇跡:私は、『鬼滅の刃』からこれもインスピレーション受けているんですけれども、藤の花がたくさん生えてて、そこで一番最初に主人公たちが行く場所があるんですけれども、その場所にとてもゆかりのありそうな才ノ神の藤っていうところが、すごくきれいだなって思って。例えば『鬼滅の刃』に興味がなくて、ただ観光がしたい人でも、ぱっと見ですごくきれいだなってきっと思えるし、たくさん写真を撮ったり、外だからこそディスタンスも取れると思うので、気兼ねなく行けるってなったら、ここはすごくいいなって思いました。ほかの場所もすごくきれいなので、ここに行くついでにいろいろなところを見ていけたら、きっと楽しい旅行になるだろうなと思います。
小西:博物館はすごい来場者は増えたんですか?
――(関係者)月によっては2.5倍くらいで、館長いわく、なかなかこれまで来てなかった親子連れとかも、『鬼滅の刃』を見て、鬼に興味があったので博物館に来ましたという方もいらっしゃいます。
小西:ありがたいですよね。自分がこういう鬼に入ったのって、ちっちゃい頃だったので。金太郎からとかじゃないですけれども、本で読んだりとかっていうところからだったので、単純に自分が読んでた…。今の子は、たぶん、『鬼滅』なんだと思うんですけれども、自分が読んでた作品に出てくる人の場所に行ってみるっていうのは、興味がありますよね。
――(関係者)なるほど。この動画を機に広がっていけばいいかなと。
小西:そう思います。
Q:最後にWEB動画をご覧になる皆様へメッセージをお願いします。
小西:動画を家で見させていただいたときに、とっても面白かったので、これを通じて福知山にちょっとこう。今のご時世、ちょっとなかなか難しいところはあると思うんですけれども、お時間あるときにでもふらっと行ってみようかなって思って頂けると嬉しいですね。鬼にまつわることって日本の昔からある文化だったりとかもしますので、そういうのを楽しんでいただけると。そのきっかけの一つになれたらいいなと思いますので、ぜひ、まずはYouTubeを見ていただいて。そして、気になった方はぜひ福知山に遊びに行ってみて下さい。
奇跡:今回は14個もキャラをやらせていただいたので、まず最初に作品として、たくさんの面白いキャラクターがいることを素直に楽しんでいただいて、『鬼滅の刃』を見たことがある人も、見たことがない人も、これをきっかけにちょっと外に出る気持ちになってくれたりだとか、『鬼滅の刃』を逆に見たことない人は、はやっているし、これで見てみようかなって思ってくれたらうれしいですし、自分自身が関わっている、関わってないに限らず、すてきな場所があって、しかも、それがアニメで使われてたりだとか、現実にないと思ってたものがあるって、すごい感動やと思うんですよ。私自身も、たぶん、女性で男性の声が出せるって、すごいなって思っていただくことが多いと思うんですけれども、それと同じように『鬼滅の刃』とか、人物たちにもちゃんとルーツがあって、すごい土地にもゆかりのある場所があったり、似ているものがあったりってすると絶対楽しいと思うので、誰かの笑顔のポイントになればいいなって思うので、この「転生したら鬼退治を命じられました」っていう題名は、この作品だけじゃなくて、動画を見てくださった人たちも、鬼退治を命じられて、一緒に福知山で鬼退治したいなって思います。
【福知山市「#転鬼」ページ】
https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/site/promotion/ten-oni.html