新型コロナウイルスに日々命がけで働く医療従事者とその人々を支えている全ての人に感謝の気持ちを込め、67人のアマチュア・ミュージシャンたちが一つになって、いきものがかり「ありがとう」を奏でる。
この企画の中心となったのは、アマチュア・シンガーのNëmm (ネム、 25歳)とアマチュア・キーボーディストの川路玲奈(カワジ・レイナ、 25歳)の2人。彼女たちが4月末、SNSを通じてこの企画を発表、参加者を募集したところ、会社員やフリーター、派遣社員、アルバイトなど、普段は表に出て音楽活動することのないであろう音楽を愛する人々、また数名のプロのミュージシャンや映像編集者まで、様々な職種・業種の人々が参加の意思を表明した。最終的に総勢67名から、歌のみならず、弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器、民族楽器など約15種類の楽器をそれぞれの自宅でリモート演奏し、その様子を自撮りしたビデオが届き、それをNëmmと川路の自宅で編集したのが、今回公開された映像だ。
今回の映像は、世界中に蔓延する新型コロナウイルスに感染し、苦しんでいる患者たちを懸命に助けようとしてくれている人々が少しでも癒され励ますことができればとの願いから生まれた、「東京発アマチュア・ステイホーム・アクション」だ。すでに世界ではプロのアーティスト達によって様々な活動が行われているが、アマチュアであっても「音楽のパワーで癒し、励ましたい」という気持ちを届けることができればとの思いで取り組んだとの事だ。
参加者の想いが強く伝わってくる素晴らしい映像となっている。是非、見て欲しい。そして、懸命に活動してくれている医療従事者を含む全ての方々に、感謝の想いが届く事を願いたい。