9月28日、国際NGO・ジャパン・プラットフォームは、『ジャパン・プラットフォーム25周年スペシャルステージ 笑顔でつなぐ未来〜人道支援と連携のチカラ〜』を主催。
JPF25周年特別応援団に就任した、俳優の村山輝星・松平健が参加し、人道支援についてのパネルディスカッションや「マツケンサンバⅡ」のパフォーマンスが行われた。

若い世代の方々に少しでも関心を持っていただきたいという思いでJPF25周年特別応援団を引き受けた村山は、まず「人道支援って何?」と質問。
特定非営利活動法人ジャパンプラットフォーム海外事業部・藤井康平氏は「紛争や災害で困っている人々のニーズに応える支援」と答え、「企業、政府、個人、三者が一体となって支援を行っています。ワンチームとして連携し、情報共有を行っています」と説明した。
外務省大臣官房審議官・西崎寿美氏は「日本政府は世界各地で人々の生命を守り、苦痛を軽減する支援を行っています。災害が起こった次の日に現地に入るように努めています」と述べた。
大変なこと、やっていてよかったことについて、特定非営利活動法人難民を助ける会支援事業部マネージャー兼アドボカシーマネージャー・野際紗綾子氏は、ミャンマーでの支援を回顧。
「大変だったことは、生まれた時から知的障害があった子の元を親が去ってしまい、現金や生活用品を届ける必要があったことです。ですが、支援を受けるだけでなく、その子が八百屋を切り盛りしている姿を見た時は嬉しかったです」と明かした。
特定非営利活動法人CWS Japanプロジェクト・オフィサーの五十嵐望美氏は「言語の壁の難しさがあります。大量の書類の翻訳が必要な時は大変ですが、『日本語の歌を一緒に歌いたい』と言われ、一緒に歌って仲を深められたのは、この活動を続けていてよかったと思える瞬間です」と回答。

村山が「自分にできることはないか」と聞くと、藤井氏は「まずは知ることを心がけてほしいです。それからのアクションとして、少額の寄付や署名活動をするなど最初の一歩を踏み出してもらいたい」と語った。
続けて、西崎氏は「災害支援は一方通行ではありません。お互い助け合うことが重要であると認識してもらいたいです」と口に。
村山は「知ることと、自分ごととして捉えることがすごく大切だと思います。ニュースで報道されているのは一部ですし、それ以外にもたくさんの方が苦しんでいるという意識があるだけでも、小さなアクションを起こすきっかけになると思います」と展開した。

ステージ後半では、JPF25周年特別応援団の松平が「マツケンサンバⅡ」を披露。スペシャルパフォーマンス後、村山は「最高のステージで、自然と笑顔になりました。私だけではなく、会場の皆さんも笑顔になったと思いますし、支援を求めている世界中の方々も笑顔になったと思います」と話した。

松平は「まずは25周年おめでとうございます。国内だけでなく世界で困っている人を助けるために活動されている皆さんと同じ空間で歌えたことを嬉しく思います」とコメント。
「これからも微力ながら応援していきたいと思っています。どうぞ皆様も応援よろしくお願いします」と締め括った。