東京・練馬区のとしまえん跡地に、「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター」が盛大にオープンした。YESNEWSでは、開業前の同エリアの一部に潜入。映画の世界の舞台裏や魔法ワールドの秘密について取材部分をレポートする。
同施設は、映画『ハリー・ポッター』や『ファンタスティック・ビースト』シリーズの舞台裏に足を踏み入れることで、映画製作の驚くべき世界を疑似体験できるという、新しいウォークスルー型のエンターテイメント施設だ。そのひとつである、ハリーの組分け儀式からホグワーツの戦いまで映画シリーズで非常に重要な役割を担っている「大広間」は、まるでホグワーツ魔法魔術学校に実際に訪れたかのような没入感だった。
アジア初の「スタジオツアー東京」は、ハリー・ポッターの屋内型施設としては世界最大の規模を誇るという。映画に携わった世界最高峰のクリエイターたちが製作した数々の素晴らしいセットや豪華な衣装を見るだけでなく、様々なインタラクティブな体験ができるエリアもある。グリーン・スクリーン技術を使って箒に乗ってみたり、ホグワーツの廊下で動く肖像画になってみたり、また、観客としてクィディッチの試合を応援することも可能で、自身も主人公になった気分で楽しめる。
この魔法に満ちたツアーの途中では、食事がいただける「バックロットカフェ」や「フードホール」に立ち寄り、英国風の食事やスイーツを存分に楽しめる。また、世界最大というバタービールバーでは有名な魔法ワールドの飲みもの、「バタービール」を開放的なテラスでいただける。
そして「ハリー・ポッター」シリーズのファンであればたまらない「9と3/4番線」と「ホグワーツ特急」も登場。「9と3/4番線」は、実際に「ハリー・ポッター」の映画制作に携わったクリエイターが伝統的な技術を駆使して作り上げたもので、「スタジオツアー東京」オリジナルのセットとして、『ファンタスティック ・ビースト とダンブルドアの秘密』に登場するグレート・ ウィザーディング・ エクスプレスを展示している。
今回オープンする「スタジオツアー東京」では、ここでしか見られない独自のセットがあるのも大きな魅力のひとつであり、世界初、フルスケールの「魔法省」も見逃せない。面積は900m2を超え、壁の高さは9メートル以上という巨大セットで、映画の中で魔法省の職員たちが電話ボックスやトイレ、高さが3メートル近い巨大な暖炉のいずれかからフルーパウダー(煙突飛行粉)を使って通勤・移動していたが、「スタジオツアー東京」では、魔法省の職員たちと同じような体験が可能に。ゲストは暖炉のひとつに入り、スモークや照明効果によってフルーパウダーを体中に振りかけ、魔法のような体験の写真や動画を撮影することができる。
また、活気あふれる魔法界のショッピングストリート、「ダイアゴン横丁」のセットも。ホグワーツ魔法魔術学校の生徒にとって新学期の準備に欠かせない場所で知られる「ダイアゴン横丁」に足を踏み入れると、実際に映画制作に携わったクリエイターが手がけた丁寧な仕事により、一気に映画の世界に誘われるようだ。
「スタジオツアー東京」内には、メインショップとレイルウェイショップの2か所のショップがあり、「スタジオツアー東京」の限定商品をはじめ、魔法ワールドのアイテムがズラリ。魔法ワールドのギフトをはじめ、旅の思い出の品や文房具、そのほか豊富な商品がいっぱいだ。
「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」のチケットは、公式ウェブサイトで販売中(日時指定の予約制)。映画『ハリー・ポッター』や『ファンタスティック・ビースト』シリーズの世界に足を踏み入れ、魔法ワールドを探検してみては。
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