【現地レポート】まさにジブリの大博覧会!ファン垂涎の“ジブリ”が盛りだくさんの「ジブリの大倉庫」に潜入




11月1日(火)、ファン待望のジブリパークがついに開業した。ジブリパークは「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」内に“森と相談しながらつくっている”スタジオジブリの世界を表現した公園だ。YESNEWSでは、第1期開園エリアの「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」を取材。全3回にわけてレポートする。

現地レポート2回目は、第1期に開園するジブリパークの3エリアのうち、メインエリアとなる「ジブリの大倉庫」の一部を紹介。ここは1つの巨大な施設の中に映像展示室をはじめ、3つの企画展示室、ショップやカフェなど、“ジブリ”がぎゅっとつめこまれた、まさにジブリの大博覧会だ。

■映像展示室オリヲン座

この「映像展示室オリヲン座」は席数約170の映像展示室で、「三鷹の森ジブリ美術館」だけで上映されているスタジオジブリ制作の短編アニメーション全10作品を順番に上映する施設。開園時の上映作品は『くじらとり』です。約16分間。脚本・監督は宮崎駿。

■中央階段

「中央階段」は、1階と2階をつなぐ色鮮やかなタイル装飾の階段。タイル装飾に目を凝らすと、ジブリにまつわるいろいろなキャラクターを見つけることができる。元の施設をなるべく残したい、楽しみを自分で見つけてほしいというジブリパークの想いを体現したような場所だ。

その「中央階段」を見上げると、『天空の城ラピュタ』のオープニングに登場する全長約7メートルの「空飛ぶ巨大な船」がプロペラを回しながらゆっくりと飛んでおり、ジブリの世界観へ誘ってくれる。

■ジブリのなりきり名場面展

「ジブリのなりきり名場面展」は、「3つの企画展示」のひとつで、「『食べるを描く。』増補改訂版」「ジブリがいっぱい展」の3本の企画展示とともに、スタジオジブリとジブリ作品の入門編となるエリア。

ジブリ作品の登場人物になりきり、名場面の中に入りこめる体験型の展示だ。展示数は13作品14コーナー。冒頭の『千と千尋の神隠し』では、海上を走る不思議な電車に乗ってカオナシの横に腰掛け、千尋になりきれる。

また、大倉庫内にはさまざまな展示があり、「にせの館長室」にはジブリの大倉庫の「にせ館長」である『千と千尋の神隠し』の湯婆婆。執務室の中をのぞき込むと、来園者には目もくれず、仕事に没頭している姿が。

「天空の庭」には、『天空の城ラピュタ』に登場する廃墟となった庭園で、高さ約4メートルのロボット兵が主(あるじ)の帰りをじっと待っている。つたと苔におおわれた壁には、古い紋章も。

ジブリの大倉庫内には、懐かしい気分になれそうな商店街「南街(みなみまち)」も。書籍を取り扱う「熱風書店」、模型を集めた「大空模型」、「駄菓子 猫かぶり姫」が並び、実際に商品の購入もできる。

ジブリパークのチケットの詳しい購入方法や発売日、注意事項などは、公式ウェブサイトを確認しよう。

■「ジブリパーク」
・第1期開園日:2022年11月1日
・所在地:愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1愛・地球博記念公園内(専用駐車場はありません。公共交通機関でお越しください)
・公式ウェブサイト:https://ghibli-park.jp/

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