JR7社や東京メトロ、東京都交通局をはじめ全国の鉄道会社も全面協力のかつてない大型企画「特別展 天空ノ鉄道物語」 が六本木ヒルズ森タワー52 階スカイギャラリーで2019 年 12 月 3 日(火)~2020 年 3 月 22 日(日)まで開催される。
壮大な鉄道の世界を体感出来るプログラムとして、六本木ヒルズ森タワー52 階スカイギャラリーの景色と融合したスペースには、最新のテクノロジーによって幻想的な世界を堪能できる空間を創出。デジタル・ メディアアートを作り上げる、ビジュアルデザインスタジオ「WOW」による映像演出やAR体験により、さまざまな鉄道が天空や眼の前を走っているかのような体験が可能。
さらに、鉄道車両ドアをモチーフにしたインタラクティブなインスタレーションをはじめ、アーティスト島英雄氏による、段ボールの精緻な原寸大一号機関車の展示、デザインオフィス nendo プロデュースの 「GACHA GACHA COFFEE」と MERTO のコラボレーション空間も登場。アート満載のプログラムから、 アニメーションやキャラクター、ゲーム、玩具などとコラボした家族みんなで楽しめる展示まで、鉄道の世界が広がる多様なプログラムを展開する。
より鉄道の魅力を掘り下げるエリアでは、鉄道ファン必見のお宝アイテムが全国各地より大集合。JR7社や東京メトロ、東京都交通局などをはじめ、全国の鉄道各社が初めて一堂に会する貴重な機会として、各社のヘ ッドマークや時刻表、制服など、ここでしか見られない鉄道ファン垂涎のさまざまな展示が行われる。
10 月 14 日(月・祝)の「鉄道の日」に一般前売券や限定グッズセット券を発売開始。詳細は随時公式HPをチェックしよう。
【主な展示プログラム紹介】
■ビジュアルデザインスタジオ「WOW」による 「天空駅インスタレーション」「鉄道車両ドアインスタレーション」
スカイギャラリーには、実際にベンチや看板などが設置された駅のホームが出現。この“天空駅”では、昼は ARを介してホームに車両が入線する様子を映像で体感する事が出来る。夜は天空駅の様子は様変わりし、駅舎の上に高さ11mの空間を活かした大迫力の大型映像が現れ、星空や夜景の中に明かりの灯った鉄道が走り抜け、幻想的な空間と物語を楽しめる。また、さまざまな鉄道会社の協力を得た、鉄道車両ドアを使ったデジタルインスタレーションでは、ドア 1 つ 1 つを触ると、ドアが開閉して中からさまざまなイメージが飛び出してくる。また、一定時間を経過すると、ドアが変形して 1 つの巨大な車両となり、電車が出発し走り抜ける。
※左:天空駅(昼)イメージ 右:鉄道ドア インスタレーション イメージ
■アーティスト島英雄氏による段ボールの「巨大一号蒸気機関車」
大の鉄道ファンで幼少期から鉄道模型制作を続けてきた アーティスト島英雄氏の作品を展示。構想から 50 年、英国から輸入され明治期に国内で初めて運行した蒸気機関 車(SL)「一号機関車」を、段ボール素材を使って世界で初めて「製造当初の姿」を原寸大で完全再現。全長約7m、幅約2m、高さ約 3.5m、重さ約 300 ㎏で、当時の姿を完全に復元している。
■nendo プロデュースの「GACHA GACHA COFFEE」と METRO の コラボレーション空間が登場!
ガチャガチャマシンを使って、お客様ご自身で「挽きた て」「淹れたて」のコーヒーが楽しめるデザインオフィス nendo がプロデュースした「GACHA GACHA COFFEE」と東京メトロ&東京都交通局がコラボレーション。地下鉄に関わる貴重な展示品や映像放映とともに美味しいコーヒーが楽しめるほか、組み上げると首都圏地下鉄の立体路線図が完成するガチャ玉が入ったマシンも登場。
■全国から集めた貴重なヘッドマーク
特急や急行列車の先頭部に取り付けるヘッドマークは、昭和初期に列車に愛称を付けることが一般化されて以降、さまざまな形やデザインが誕生した。イラスト入りのものや、「こんにちは」「さようなら」などの言葉が入ったものなど、多種多様なヘッドマークの数々は、鉄道が人々から親しまれていた象徴ともいえる。中でも今回の目玉として、国鉄からJRに分割民営化された日に各社が付けて運行していた「JR 発足」を記念したヘッドマークが分割民営化後初めて集結。JR7社分が一堂に揃う貴重な展示は必見だ。
■時刻表インスタレーション&鉄道現代史映像ギャラリー
時刻表インスタレーションでは、ライブラリー形式の書架にバックナンバーの時刻表全てを陳列し、1964年~現在までの国鉄&JR時刻表を360度見渡せる形で一堂に展示。過去の時刻表を通して、当時の鉄道の様子や移動の経路を想像しながら楽しむことが出来る。
■豪華寝台列車トワイライトエクスプレス原寸大完全再現
往年の寝台特急「トワイライトエクスプレス」の原寸大レプリカを初公開。JR 西日本が、新潟県糸魚川市の復興支援のために寄付した本物の車両部品と糸魚川市や新潟県の技術を総集し、展望 A 個室スイートと食堂車の一部を再現。夜行列車が旅立つ雰囲気と、鉄道で活性化を狙う地域の熱意にも触れることが出来る展示になっている。
■大人はもちろんお子様・ご家族でも楽しめるコーナーも充実
アニメーション×鉄道コーナーでは、記念撮影可能な「アンパンマン列車」の虹をイメージしたカラフルな座席や、細田守監督作品「未来のミライ」に登場する“黒い新幹線”の忠実に再現した「骸骨座席」、“空想の東京駅”の展示物も展開。また鉄道アミューズメントコーナーでは、D51/C62 の段ボール製の車両や、60周年を迎えている「プラレール」からは、ジオラマ展示や鉄道各社の車両が集結!「トランスフォーマー」シリーズ からは、1980年代に発売された“列車変形”の貴重な玩具や最新プロジェクトの展示、そのほか複数種類の「電車で GO!!」体験筐体展示など、子供でも家族でも遊びながら鉄道の魅力に触れることが出来る。
■オリジナル駅弁や駅そば、各鉄道会社のオリジナルグッズも多数販売
会場に隣接する「Restaurant THE MOON」では、限定メニュー「観光列車豪華コース」を提供。「Cafe THE SUN」では「オリジナル駅弁」や「駅そば」など豊富な種類が楽しむ事が出来る。またグッズショップでは、 全国の人気「駅弁」が大集合。各鉄道会社のオリジナルグッズや展覧会オリジナルグッズも多数販売される。
【開催概要】
■名称:特別展 天空ノ鉄道物語
■会期:2019 年 12 月 3 日(火)~2020 年 3 月 22 日(日) ※会期中無休
■時間:10:00~20:00 (ただし火曜日は 17:00 まで) ※入館は閉館の 45 分前まで
■会場:森アーツセンターギャラリー&スカイギャラリー (東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52 階)
■一般のお問い合わせ先:ハローダイヤル Tel:03-5777-8600(8:00~22:00)