2月25日(水)、国土交通省が『バス車内事故防止』啓発アナウンス発表会を開催。落語家の林家たい平氏が車内事故防止アナウンスを担当し、事故防止を訴えた。
国土交通省物流・自動車局 安全政策課の太田誠一氏は、「乗合バスの事故を分析すると、車内事故の割合が全体の3割。
バスが発進する際、動いている際に乗客が転倒し、骨折してしまう、けがをしてしまうことを言います。特に65歳以上の高齢者が多いのが現状」と説明。
運転手に安全運転を徹底してもらうとともに、利用者の方にも協力いただきたいという思いで行われた。
利用者向けの動画では、「バスに乗ったら座りましょう。つかまりましょう」と呼びかけている。
会では、林家氏が録音したアナウンスも放送。車内事故防止を呼びかけるメッセージに加え、「私も話がすべらないように気をつけたいと思います」や「私もよく高齢者に座布団を譲っています」など、ユーモアあふれるコメントも盛り込まれている。
バスの運転手姿で登場した林家氏は、「帽子をかぶると普通の運転手さんになってしまって、トレードマークの頭が隠れてしまうので、帽子を取らせていただきます」と笑いを誘った。
続けて、「バスの運転手さんが大好きで、運転手さんのすぐ後ろに座って運転する様子を見るのが好きです」とコメント。「浅草から上野の寄席に行く時には、バスに乗ります。ゆったりと過ごせて、幸せな気持ちになります。浅草寿町行きのバスにも意味なく乗って幸せをもらったりしています。バスは日常的に大切なものです」と明かした。
バス車内事故は、5年間で1,359件発生、負傷者のうち65歳以上が半数を占める。
林家氏は、「報告されていない事故もあると思います。最近は皆さん立ちながらスマートフォンを使っていて、急ブレーキには耐えられずふらつき、隣のおじいちゃんやおばあちゃんが倒れてしまうのを見ました。絶対に立ってスマートフォンはやっちゃいけないし、自分がやったことで巻き添えになる人がいる可能性を考えてほしい」と語った。
収録中のエピソードを聞かれると、林家氏は「国交省の皆さんにナレーションを収録するのに2時間くらい必要ですかねと言われたのですが、30分くらいで終わってしまいました」と告白。
「国交省の皆さんが言葉に込めた思いを感じながら、一緒にナレーションを録ることができてありがたかったですし、意思の疎通ができた30分でした」と振り返った。
当日は林家氏のサプライズで、国交省の部署に飾ってもらえるように勝手に作ったキャラクター”つり革おにぎり君”と”手すりおにぎり君”の絵画を披露。「国交省の方々が頑張っている姿を見て感動して、彼らのお部屋に飾ってもらおうと思って作っちゃいました。なので、後でプレゼントします」と話した。
今回バスのナレーションに選ばれた気持ちを聞かれると、林家氏は「この間、杖をついたおばあちゃんが大変そうにバスに乗ってきて、倒れる寸前だったのを見ていました。全部のバスに自分の声が乗って、事故を減らすお手伝いができたら嬉しい」とにっこり。
ナレーションで意識したことについては、「短いアナウンスですので、耳にスッと入ってくる声であること、耳を向けてもらうことを意識して撮らせていただきました」と回答した。






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