アートとアイススケートが楽しめる冬を彩るイベント「アートリンクin横浜赤レンガ倉庫」11月29日より開催!




横浜赤レンガ倉庫 イベント広場にて、2025年11月29日(土)から2026年2月15日(日)まで「アートリンクin横浜赤レンガ倉庫」が開催される。

アートリンクin横浜赤レンガ倉庫は、横浜の冬を彩るイベントとして2005年に始まり多彩なアーティストが繰り広げるアートとアイススケートのコラボレーションとして、毎年多くの方が楽しんでいる。

21回目となる今シーズンはアーティストに東 春予氏をむかえ、漫画表現を用いた都市的なモチーフと、速度感のある描写によるアートが繰り広げられる。アートワーク内のタイポグラフィはグラフィックデザイナーのRen Morita氏によるもので、2人のコラボレーションも見どころだ。

■アーティスト:東 春予(Haruyo Higashi)
1995年生まれ。2018年京都造形大学情報デザイン学科イラストレーションコース卒業後、作家活動を開始。漫画の1コマあるいは1ページを、物語に回収される一部分としてではなく、独立した一瞬そのものとして一枚の絵画に提示し保護する。連なる存在でありながら物語に回収されることに抗う瞬間、個々が個々のためにあることの表現を試みている。

■アーティストメッセージ
未来は右に、過去は左にあるというのが現在では多数派の感覚なのかもしれない。
時計の針、レコードやCD、フィルムリール、地球から見た日の動きなどを見ていればそれらは右に向かって回転する。階段を上がる、ねじを締める、何かを開始する際、私たちもまた右を目指して動作する。
対して、スケートリンク上で人は一様に左に回る。
秒針に逆らって、太陽の作る影と一緒に、くだらない漫画のページをめくるように左へ左へ進んでゆく。生きているなら過ぎてゆく時間に沿って歩いてゆくしか方法はなく、今日見た景色も交わした言葉もあっという間に過去として押しやられてゆくけれど。レフトターン、それを3回繰り返す。
すると、かつて滑りはじめた地点がいつの間にか目指すべき場所となって見えてくる。どこへも行けない氷上で、どこまでも進んでゆけば見覚えのある未来へたどり着く。不可逆への反逆のように、叶わないと知りながら祈る祈りを祈るように、レフトターン、私たちは左に回るのだ。

【アートリンク in 横浜赤レンガ倉庫 『Left Turn』】
■開催期間:2025年11月29日(土)~ 2026年2月15日(日) 78日間
※2026年1月14日(水)は設備点検のため休場
■開催場所:横浜赤レンガ倉庫 イベント広場 (住所:横浜市中区新港1-1)
■開催時間/入場料 (消費税込・貸靴料込)
【前期】2025年11月29日(土)~2026年1月4日(日)
[平日] 13:00~21:00 [土日] 11:00~21:00
※12/20(土)~12/25(木) 11:00~22:00
※12/26(金)~12/30(火) 11:00~20:00
※12/31(水)~1/2(金)  11:00~19:00
□入場料
大人:2000円 3歳~高校生:1200円 付添観覧料:300円
【後期】2026年1月5日(月)~2月15日(日)
[平日] 13:00~19:00 [土日祝] 11:00~20:00
□入場料
大人:1700円 3歳~高校生:1200円 付添観覧料:300円
■詳細ページ:https://akarenga.yafjp.org/event/art_rink_2025_2026/

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吉原 ユカ
趣味は洋楽聞きあさりと美術館巡り。登山したり絵を描いたり静と動をあわせ持つライター。