パンサー尾形や元プロ卓球選手の水谷隼らが、パラスポーツの魅力を発信!「チャレスポ!TOKYO」レポート




東京都と公益社団法人東京都障害者スポーツ協会は、障害者がスポーツを始めるきっかけを提供するとともに、障害のある人とない人がスポーツを通じて相互に交流する機会を創出するため、今年で12回目となる参加体験型スポーツイベント「チャレスポ!TOKYO」 を1月20日(土)に東京体育館にて開催した。

今回、イベントに初めて出展する車椅子ハンドボール、誰でも楽しめるeスポーツやレクリエーションスポーツなど14の体験ブースが出展された。

また「お笑い芸人×パラアスリート」のスポーツ対決コーナーなどステージプログラムも多数あり、盛り沢山の内容となっていた。

イベントのオープニングには、ゲストのパンサー尾形率いる”尾形軍団(イチキップリン・佐助)”が、「後輩ががっつり体を張ってくれるので期待してください!よろしくお願いしますサンキュー!!」と気合たっぷりのコメントとともに登場し、会場のボルテージも一気にあがった。また、パラアスリートの七野一輝選手(パラ卓球)、島川慎一選手(車いすラグビー)、廣瀬順子選手(視覚障害者柔道)も登場し、本日のイベントにかける熱い意気込みを語っていた。

イベントで大きな盛り上がりを見せたのは、やはり尾形軍団とパラアスリートによるステージプログラムだ。

「お笑い芸人×パラアスリート スポーツ対決」コーナーでは、「パラ卓球対決」「車いすラグビータックル対決」「視覚障害者柔道対決」の3種目において勝負。いつもとあまりに勝手が違うパラスポーツ特有の戦い方に尾形軍団は大苦戦。真剣勝負を繰り広げるも、見事パラアスリートチームが全ての種目でストレート勝ちを果たした。

まったく歯が立たなかった尾形軍団は、「世界で戦っている人はやっぱりすごい!」「楽しかった!最高でした!」とコメントし、清く負けを認めていた。

「チャレンジ!卓球コーナー」では、水谷・七野選手のサーブを返せるかのチャレンジ企画を実施。

「2024年は現役時代よりサーブ練習しているのでだいぶ仕上がっています。絶対に返されたくないですね。」と宣言をする水谷。そこに尾形軍団がチャレンジするも、案の定ボールがラケットにかすりもしない結果に。そこで3人掛かりでのチャレンジに急遽変更し、サーブボールに3人で飛びかかるも、ボールは嘲笑うかのように尾形と佐助の間をすり抜けて行き、敗北。思わず「すごい…」と呟く尾形に「金メダリストですから!」と水谷が返すと、会場は拍手喝采で盛り上がった。

さらに観覧席の立候補者からの飛び入りチャレンジでは、七野選手のサーブを車いすの女の子がチャレンジすることに。2回目のチャレンジで見事ラケットにボールを当てると、滅多に体験することのない本物の卓球選手との対戦に「楽しかったです!」と興奮気味に語っていた。

その他にも「つばみ&東京ドロンパ  パラスポーツクイズコーナー」では、水谷と東京ヤクルトスワローズ マスコットキャラクターの「つばみ」、FC東京チームマスコット「東京ドロンパ」がクイズを出題し尾形軍団が回答する形式で行われた。

水谷から「2025年にデフリンピックが開催される都市は?」の問題文が出題。これに、パンサー尾形が「インド!水谷さんと言えばカレーですから」とボケて会場を盛り上げた。「正解は『東京』」で、さらに記念すべき100周年目の開催地が東京であることを知り驚いていた。

結局尾形は全クイズに不正解で水谷から「一つも正解していないじゃないですか」とツッコまれ、会場も笑いに包まれ大いに盛り上がった。

エンディングで、尾形は「パラスポーツはやっぱり奥が深くて楽しかったです。またこれだけ人気があってすごいと思いました。今年のパリも始まるので楽しみが増えました」とコメント。またパラアスリートの選手達も「小さい子たちにも楽しんでもらえたので、すごく良いイベントだったと思います」とコメントした。

「チャレスポTOKYO」でパラスポーツの魅力を多くの人が体験し、笑いに溢れた意義ある素晴らしいイベントであった。

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目黒 晴彦
趣味はサバゲー、キャンプ、筋トレ、格闘技、ゴルフ、モータースポーツ、イベント、音楽、旅行、ペット飼育、コスプレと多岐に渡る。最近のマイブームは赤ちゃんコスプレとジビエ料理という訳の分からないキャラ。




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