松たか子、山寺宏一がディズニー作品のアフレコ秘話を語る!「ディズニー100 フィルム・フェスティバル」開幕直前イベント




ディズニー・アニメーションの珠玉の名作8作品を全国100か所の映画館で上映する特別イベント、「ディズニー100(ワン・ハンドレッド) フィルム・フェスティバル」の開催に先立ち、24日(土)東京・新宿ピカデリーにて開幕直前イベントが開催され、松たか子、山寺宏一が登壇した。

同イベント冒頭のクロストークでは、2020年のアカデミー賞授賞式で松が、各国のエルサのボイスキャストたちと『アナと雪の女王2』の主題歌「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」を歌唱したエピソードの話題を披露。松は、「とても貴重な経験をさせていただきました。どの国のエルサからも前向きで明るいパワーをもらえました。でも親しくなったのも束の間、わたしは一足先に帰国しなくてはいけなかったんです」と当時を振り返り、集まったファンからも感嘆の声が上がった。

ディズニー・アニメーションと関わりの深いふたりだが、その魅力について松は、「観るとどんな人も思わず『わぁ!』と感動の声を上げてしまう。そんな気持ちを呼び起こす魔法のような力があるところ」と語り、山寺は、「国や世代を問わず、人類みんなが楽しめる。そして圧倒的なクオリティです。そこには物語性やユーモアのセンス、メッセージ性もある。テクノロジーのすごさもありながら、人が作る温かみも感じられて全部が詰まっている。だからこれだけ世界中で愛されているのだと思います」と、ボイスキャストを務めている二人ならではの熱い思いを語った。

さまざまな声を使い分け“七色の声を持つ”と称される人気声優の山寺は、これまで実に多くのディズニーキャラクターの吹替を担当している。中でも『アラジン』に登場するランプの魔人ジーニーは、山寺が声を担当する名キャラクターのひとつだ。レコーディングの際はいつも緊張するそうで、「圧倒的なクオリティだからこそ、オリジナルボイスキャストもすごい方々が揃う。その日本語吹替版声優として携わることはとても光栄である反面、大きなプレッシャーも感じます。歴史に残っていくものだからこそ、しっかり務めなければと心して挑んでいます」とコメント。松も当時の収録の様子を思い出し、「修行の山にこもるつもりで挑んでいました。覚悟していかないといけない山みたいな。これでもう、その山に登れなくてもいいというつもりで、声を吹き込みました」と想いを語った。

その松が心に残っているセリフとして、『アナと雪の女王』に登場する愛すべきキャラクター、雪だるまのオラフの名セリフ「愛っていうのは、自分より人のことを大切に思うことだよ」の一言を紹介。「無邪気なキャラクターであるオラフから本質的なことを言われると素直に受け止められる。優しくてとても大好きな言葉です」と語り、拍手が送られた。一方山寺は、本人が演じた『アラジン』のジーニーのセリフを紹介。「どんな魔法も、どんな宝物も、自由には叶わない」を挙げ、そのセリフを生声で披露。会場からも歓声と拍手が上がった。

100年分の夢と魔法を映画館の大スクリーンでお届けする「ディズニー100 100 フィルム・フェスティバル」。ディズニーの作品を愛するたくさんのファンに向けて山寺は、「これまでたくさんのディズニー・アニメーション作品に参加できたこと、そしてそれを応援して下さったファンの方に感謝しています。これからもたくさんのディズニー作品を一緒に楽しみましょう!」と語り、松も、「100周年の記念すべきイベントに参加できたことをとてもうれしく思います。『アナと雪の女王』を通して、素晴らしいキャスト、素晴らしいキャラクターに出会えたことに感謝しています」とメッセージを送った。

トークセッション終了後は『アナと雪の女王』の日本語吹替版特別上映も行われたほか、同イベントには「ディズニー100」のテーマカラーである特別なプラチナ衣装を着たミッキーマウス&ミニーマウス、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社バイスプレジデント&ゼネラルマネージャーの目黒敦氏も出席した。チケットは、2023年9月25日(月)より本特別上映イベントを開催する全国の対象劇場で発売開始(詳細は対象劇場にお問い合わせください)

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