文化庁が主催するメディア芸術のフェスティバル「第23回文化庁メディア芸術祭作品展」が、9月19日(土)から27日(日)まで日本未来科学館にて開催される。
第23回は、世界107の国と地域から応募された3,566点に及ぶ作品から、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4つの部門ごとに受賞作を選出。
今回は新型コロナウィルス感染防止対策として、来場人数を制限し、事前予約制にて開催。また、会場を360度VRカメラで撮影し、会場に来れない人も、特設ウェブサイトにてメディア芸術祭の世界観を楽しめることができる。
多彩な作品が選出される中、エンターテインメント部門の優秀賞では、アーティストamazarashiが日本武道館で行った公演プロジェクト『朗読演奏実験空間“新言語秩序”』や、フロム・ソフトウェア開発のアクションアドベンチャーゲーム『SEKIRO:SHADOWSDIETWICE』などが選出。
また、アニメーション部門では渡辺歩監督の劇場アニメ映画『海獣の子供』、マンガ部門では島田虎之介の『ロボ・サピエンス前史』が大賞に選出されている。
今回新設された、社会に大きな影響を与えたとされる「ソーシャル・インパクト賞」では新海誠監督の『天気の子』、「U-18賞」では、宮城県石巻市の子どもたち9人を中心に、クリエイティブ集団のもとで製作された映像作品『まほう』が選出。
そのほか、アート部門では本格的な芸術作品の展示など、様々なアート作品を体感できる。また、トークイベントは特設ウェブサイトでの配信を予定しており、会場で開催するワークショップの詳細などは後日発表予定となっている。
【第23回文化庁メディア芸術祭受賞作品展開催概要】
■開催期間:2020年9月19日(土)~9月27日(日)
■会場:日本科学未来館
■入場料:無料(事前予約制)
■公式ウェブサイト:https://j-mediaarts.jp