京都・西陣織を継承すべく、2つの有名企業がコラボ!お披露目会レポート




西陣の伝統技術を継承する老舗「フクオカ機業」と、シンガポール家具ブランド「SCANTEAK(スキャンティーク)」のコラボレーション作品3シリーズ目が完成。お披露目会が、本日11月17日にSCANTEAK吉祥寺店にて行われた。

本コラボレーションは、着物、帯、能など、多数の日本文化や伝統工芸が集積する京都西陣エリアの魅力を国内外へ発信するために、京都市が株式会社博報堂と共同で行なっている地域活性化プロジェクト(西陣connect)の一環によるもの。

今回、会場で披露されたのは、西陣織の帯を施した「西陣ファーニチャー(椅子)シリーズ OBI、ORIKI、UNAJI」。会場の都合で現物は確認できなかったが、デスク「ORIKI」も写真パネルにてお披露目が実現した。

「フクオカ機業」の代表取締役 福岡裕典氏は、「ずっとこの仕事をやってきたのですが年々、(西陣織の)需要が減っていました。そんな中でも西陣織を継承したいという思いから新しい取り組みをすることに決めました」と同プロジェクトへの思いを告白。

「椅子と一体になった西陣織としてもっとも目を引く色のバランスを考えて、糸の染色からこだわって作り上げました。柄に関しても、弊社の得意とする有識文様を採用しました。有識文様は、日本において格調高い文様です。これをきっかけに日本の文化にも触れていただければと思っています」と、そのこだわりも明かした。


さらに、「SCANTEAK」のCEO・Charles Lu氏は、「西陣織の成り立ちを聞きながら、作り手の思いを表現するには、どのような形が最適か議論しながら共同開発を進めました」と、お披露目までの道のりについて振り返りつつ、「我々はシンプルなデザインの椅子を作っていますが今回、西陣織と上手く調和できるように、必要ではない部分を更に削ぎ落として作りました」とコメント。

今回、会場でお披露目された、OBI、UNAJIについて紹介しよう。

▲“OBI”シリーズ
フクオカ機業が織った鮮やかな帯を、SCANTEAKのチーク材の椅子と融合させた“OBI”シリーズ。座っている人がまるで帯を締めているように見え、そこから帯の結び方など伝統文化に関する様々な会話が生まれることを狙いとしているそうだ。

▲“UNAJI”
西陣織をSCANTEAKの特注の椅子と融合させることで、和装の首元の美しい姿(うなじ)を表現した“UNAJI”。着物をまとう人たちが備える日本の美しい所作から、和装文化が持つストーリーに思いを馳せられるデザインになっているそうだ。

同シリーズの展示期間は、11月17日(火)〜11月19日(木)まで、SCANTEAK吉祥寺店にて行われている。