注目の漢方製薬『フアイア』 医療業界の新たな希望となれるのか?

新見正則氏




どうも、YESNEWSの大崎です。

筆者は前職が医療関係の職に就いており、数年前までは”先生”と患者さんから呼ばれていました。こうして記事を書いていることが、時々不思議な気分になるときがあります。

そんな経緯もあり、今でも医療関連のニュースはチェックしている。というのも、年々身体の衰えを感じ始めているからだ。

近年の医療分野における進歩は目まぐるしいもので、これまでの定説を覆すような発表も多い。今回参加した発表会では、今だ死亡率の高いガンに関する内容となっている。

2018年5月、権威あるイギリスの医学専門誌『GUT』に、ある漢方治療薬とその効果が掲載されたのは『フアイア』、槐(えんじゅ)の老木に寄生するキノコで、明の時代の学者・李時珍が編集した薬種の集大成書『本草綱目』に記載があり、400年前にはその存在を知られていたとされるもので、肝臓癌の延命率において有効性が確認されたそうだ。

1970年代末期に肝臓癌患者がフアイアを服用して完治した報告を受け、中国衛生部が複数の医療研究機関より100人近くの研究者を集めて研究をスタート。1992年に漢方第一類抗がん新薬として認可された。

実験では肝臓癌の手術1044症例を集め、ランダムにフアイア由来の生薬を投与した686人と投与しない316人を比較。

96週後に投与された群は無再発生存率が62.39%、対して投与されなかった群は49.05%と13%の差があった。この掲載を読んだアメリカの国立癌研究所は“ポテンシャルがある結果だ”と注目しているという。

抗癌エビデンスを有する漢方をふくめた統合医療※は今までに存在せず、抗癌治療薬として医療用医薬品認可が下りれば日本初となる。(※西洋医学と伝統医療などを組み合わせた療法。ヨガや鍼灸、整骨、ハーブ治療など)

日本において医療用医薬品認可が下りるまでの道のりは厳しい。帝京大学大学院 東洋医学講座指導教授で「日本フアイア研究会」の学術担当理事 新見正則氏によると、認可までの“エビデンスレベル”は以下のような段階に分かれるという。

科学的根拠(エビデンス)は上部に行くほど強くなり、『GUT』に掲載された結果は1000例以上のRCT結果が掲載されたことで極めて説得力がある。

現在、フアイアは臨床研究が複数行われており、なかでも乳癌に対するブラセボ対照群を用いたダブルブラインドランダム化臨床実験(DBRCT)が進行中とのこと。

新見氏は、「漢方は、個人症例の集積で経験的に効果あるため医療用医薬品として認可されている。そういった意味ではエビデンスレベルは低い。フアイアのトップエビデンスレベルの臨床結果が楽しみだ。」とし、また「漢方だけで長生できるとは思っていない。西洋医学の発展があったからこそ今がある。西洋医学に予防医療、栄養管理を組み合わせ、より充実した医療が提供できたら良い。」と漢方医学との相乗効果に期待を寄せている。

従来の医療+漢方の組み合わせによって、少しでも多くの人々が救われることを切に願う。さまざまな治療法の中で、最良の選択をできるよう常にアンテナを張り続けたいと改めて思えた。