【体験レポート】話題のクリエイターMozuの“すべて”が詰まった東京初の⼤規模展覧会が大丸東京店でスタート 「Mozu アートワーク ーちいさなひみつのせかいー」




JR東京駅直結・⼤丸東京店11階催事場では現在、展覧会「Mozu アートワーク ーちいさなひみつのせかいー」を開催中だ。その開幕に先駆け、クリエイターMozuこと⽔越清貴⽒を招いた内覧会が開催された。

⽇常の⾵景をリアルに再現したミニチュアがSNSで注⽬を浴び、各種メディアなどの多⽅⾯から取り上げられているアーティスト、Mozu(モズ) こと⽔越清貴さん。

まるで部屋の⽚隅にこびとが住んでいるかのようなリアリティがあるミニチュア「こびとシリーズ」などで知られ、Twitter約29万⼈、Instagram約28万⼈(2022年3⽉現在)など、多くのSNSフォロワー数の支持を集めている話題のクリエイターだ。

今回、東京では初となる本展覧会では、⼈を驚かせることが⼤好きなMozuのこれまでの作品群はもちろんのこと、新作・絵コンテ・設計図などMozuの世界を網羅し、そのすべてが詰まった内容となっている。⼀部の作品を除いた写真撮影なども可能な体感型の展覧会だ。

こちらはメイン画像にも使用した学校の「教室」の一コマ。高校3年生の時に彼が通う高校の教室を再現したミニチュア作品で、1年かけて完成した。学習机と椅子、34セットが配置されている。細部へのこだわりも凄まじいが、どこか人の気配や温もりを感じる匠の技が光る。

こちらも日常や生活を感じるゴミ捨て場の一コマ。無造作に捨てられたスクラップの中にドラマやストーリーをも思わせるなかなかの力作だ。

内覧会では、Mozu氏が囲み取材に応じた。展示作品とともに、Mozu氏⾃⾝の作品作りに対する想いなどを率直に語った。

●自身の出身地、東京での開催について

「ついにこの日を迎えることができました。夢のようです。ぜひ多くの方々にミニチュアを生で見ていただきたいです」

●展示でこだわったところについて

「ミニチュアの世界観の見せ方にこだわり、ライティングにも細心の注意を払いました。また、子どもたちにも見ていただけるよう、展示作品の前にステップ(踏み台)も設置しています」

●ひとつの作品完成までにどのくらい日数がかかるのか

「平均2~3か月の制作期間がかかります。なかには、途中で行き詰まったり、飽きたりしてしまって1年以上もかかることもあります。どの作品にも難しいところがあるのですが、それを乗り越えて一つの作品が完成した時が一番楽しいです」

●「Mozu アートワーク -ちいさなひみつのせかいー」は日本各地で巡回中ですが、今のお気持ちは?

「いまだに他人事のようにふわふわした感じで、単純に“すごいなー”と(笑)。ずっと(ミニチュアの制作)が好きでたまらなくて、それをSNSを通してファンの方から『楽しかった』と言われたり、応援していただいたり、大勢の人に支えられて実現できたことに感謝しています」

なお、本展の開催を記念して8⽉2 ⽇(⽕)まで⼤丸東京店の1階「和洋菓⼦ 鎌倉紅⾕前にて「情熱⼤陸」(MBS毎⽇放送)で放映されたMozu の最新作、こびとシリーズ第12弾「こびとの⽜丼屋」を特別展⽰中だ。

【「Mozu アートワーク ―ちいさなひみつのせかい―」】
会場:大丸東京店 11階催事場
期間:8月9日(火)まで開催中
(C) MOZU STUDIOS